黒煉村で六人部家の住民が集団倒れる
 2名死亡、1名重症――毒キノコによる集団食中毒か

 20**年4月30日朝、X県黒煉村の六人部家で、住民全員が倒れているのを近隣住民が発見し、警察に通報した。発見時、六人部家の住民3名は意識不明の状態で、すぐに病院へ搬送されたが、うち2名が死亡、1名が重症で現在も意識が戻っていない。

 関係者によると、亡くなったのは六人部千里さん(享年19)と六人部万里さん(享年46)。重症の六人部千景さん(19)は集中治療を受けているが、容体は依然として予断を許さない状況だという。

 警察と保健所は、症状や状況から、毒キノコによる集団食中毒の可能性が高いと見ている。

 近隣住民によれば、六人部家は地元で代々続く旧家で、村の行事や祭事にも関わることが多かったという。発見した近隣住民は、「普段から山でキノコや山菜などを採ることが多く、まさかこんなことになるなんて……」と困惑した様子で話していた。

 現在、警察と保健所は詳細な原因の調査を進めている。