そんな声があちこちから聞こえてくる中、真由は振り向いて大翔を見た。

大翔は倒れていて動かない。
「大翔」

呟いてそばへよろうとしたとき、急に視界が揺らめいた。
その場に立っていることができなくなって倒れ込む。

そして意識を手放したのだった。