「ごめん真由、俺にできることはこれくらいしかないんだ」
「逃げでよ大翔! 大麻なんで嘘なんでしょう!?」

両目から涙が溢れて止まらない。
私を守るための嘘だ。

そう思いたかった。

「最初にやったのは高校2年生の頃だ。男の先輩に誘われてちょっとした気持ちでやった。それから自分でも購入してやるようになったんだ」

「そんなの聞きたくない!」
子どもたちの手が大翔へ伸びる。

そしてその体を掴んだ瞬間、また映像が流れ込んできた。