「あはは！　おもらし！」
「おもらし！　おもらし！」

玲央奈の失禁を見て子どもたちが手を叩いて囃し立てる。
玲央奈はうずくまってすすり泣きの声をあげた。

「お願い助けて。なんでもすぐから、お願いよぉ……」
ミスコントップに立ったのは思えないなさけない声。

顔を上げると涙と鼻水で化粧は剥がれ落ちてめちゃくちゃだ。
「私のこと好きにしていいから、だから命だけは」

何を考えたのか玲央奈は子供相手にビキニを脱ぎ始めたのだ。
今までその美貌だけでいくつもの甘い蜜を吸ってきたのだろう。

だけど子供にそんなものは通用しなかった。
自ら裸になる玲央奈を見て純粋な笑い声をあげるばかりだ。

「お姉ちゃんも美味しそうだね？」
男の子がそう言った瞬間だった。