上手くいかない青春を過ごしている君へ
学校が大嫌いな君へ
そんな不器用な君はどんな人よりも、すごいこと、やってるよ
★絶望を繰り返す君に輝きを
君は今までのことで、すでに疲れ切っていて、
もう動くことすらできなくなっているんだよね。
僕は知っているよ。
それなのに、本当の君を知らない人たちは、
みんな「動け」って君のことを急かす。
急かした先に一体なにがあるかなんて、
みんな考えてもいないのにね。
そのことに気がついたから、
僕は急かしたくないんだ。
ゆっくり君の輝きを取り戻せばいいよ。
そしたら、今の絶望は、きっと消えていくから。
★キラキラした青春なんて、くたばれ
真夏の学校の屋上で青空をぼんやりと眺めている。
玄関から男女のカップルが仲良く歩いてるのが見えて、
くたばれって無意識に思うくらい、
この学校は私にとって息苦しいよ。
今のところ、失敗だらけの選択ばかりだけど、
好転すると信じて、今に対して、ふざけるなって言いたい。
★教室はディストピア
物心ついたときから、
生きるのが下手すぎて、
上手く話すことすらできない。
教室はディストピアに感じるほど、
青春にうってつけの環境が苦痛で、
もう、嫌なんだ。
だから、家に帰ると、
ギターを機関銃みたいにかき鳴らし、
今日も誰にも聴くことができない曲を作り続ける。
★交際の噂ばかり、大好きなんだね。それがストレスなんだけど
噂が大好きな人たちで溢れた教室は、
朝からストレスフルな噂ばかりでうんざりだよ。
本を読んでいても、自然と入ってくるその話題は、
男女交際の話で、そんなに妬んでいるなら、
自分を充実させて、理想的な恋をすればいいのに。
★ABC人生論
Aがダメなら、Bでって言ったのに、
Bもダメですって言われる人生だから、
じゃあ、Cに、Dに、ってそれを繰り返して、
妥協すぎるZまで来るのが私の人生なんだよ。
Aで通る人と、Zになる私、どう違うんだろう。
Aを貫けるような、理想的な自分に早くなりたい。
★受験に意味ありますか?
受験とか、ストレスフルなだけじゃん。
どうして、点数化する必要があるの?
こんなゲーム、苦手で弱すぎるから、
目先の勝ち負けとか、そんなことより、
楽しく人間らしい暮らしができる未来を選びたい。
★内申点はAI判定にしてほしい
つまらない学校に行かなかっただけで、
内申点がボロボロで全否定された気持ちになるよ。
先生、つまらない学校に責任があるんじゃないんですか。
はいはい、それも言い訳ですね。
学校行ってる人のほうが偉いんでしょ、どうせ。
★自分の人生を最高にメイクする方法
テンプレにハマった人生なんて、つまらなくない?
追われ、終わらせられ、わがままが言えないなんてイヤだよ。
追いかけた理想郷は、ひとりで泣くだけのつまらない世界だから。
だから、逃げ出して、クズって言われても、
無価値とか言われても、逃げちまおう。
そして、自分の手で自分の人生を最高にメイクするんだ。
★なんで考えを言っちゃいけないの?
「考えすぎだよ」って言われても、
性格的に考えすぎちゃうから仕方ないでしょ。
「でも、だって」って言うと、
「言い訳は嫌い」って言って受け入れてくれない癖に。
★言語化できない
今のしんどさを言語化できないくらい、
今、ものすごくしんどいから、
誰かにそれを代弁してほしい。
★手を伸ばしても
仰向けで手を伸ばしても、その先は白い天井で、
今はその無力さに、また泣いてしまうよ。
このまま寂しさが手の先から消えてしまえばいいのに。
★失敗だらけの人生だけど
失敗だけの人生を楽しむには、
もう、些細なことを失敗だと思わなきゃいいんだ。
周りなんて、気にせず、
ある程度、諦めてしまえば、楽しくやれるさ。
★君は強すぎる世界の刺激に疲れているだけだよ
君はそのままでいいよ。
どうしてこれ以上、何かを外に求めるの?
誰かを簡単に傷つけるのが普通の日常のなかで、
慣れ親しんだ優しさは沈んでいくだけだよ。
だから、今、傷ついている君には、
冬の凛とした朝を切り裂いて、
ただ、自分を温めて。
★ずっと走らせれるのは、もう嫌だ
もう、なにかを目指すとか、
あれをしろとか、これをしろとか、
そういうのが、本当に嫌になったよ。
どうして、何もしないことを許してくれないの?
もう、今まで学校で十分やってきたじゃん。
入園、卒園、入学、卒業、入学、卒業、入学。
そして、卒業。
もう、集団生活のすべてが嫌だし、疲れ切ったんだよ。
お願いだから、休ませてほしい。
★考えすぎて、上手く眠れなかった
考えすぎて、上手く眠れなかった。
いつもなら綺麗にみえる朝日は今日は残酷にみえるよ。
ただ、それでも前を向くしか自分への薬がないことはわかっている。
わかっているよ、それくらい。
★機械的な今の私
嫌われたくない。
私のささやかな願いは、
コミュニティから離れないこと。
そんな理由だけで共感できないことに、
相槌を打つのに疲れてしまったよ。
もし、AIがもっと発達したら、
私のことをしっかりと聞いて受け入れてくれる
優しいコミュニケーションをしてくれる
ヒューマノイドがほしい。
★顔色ばかり
人の顔色で一発でまた失敗したと絶望し、
疲れ切る毎日は、自分でもどうすればいいのか、よくわからないよ。
そんな私に昔、離れ離れになった人から、
「あまり考えすぎないようにね」と言ってくれたことを、
たまに思い出すと、なぜか少しだけ気持ちが楽になる。
★下手だけど
目玉焼きすら上手く焼けないくらい、
いろんなことが下手で生きること自体が不器用だし、
毎年、春の匂いを嗅ぐと、
即効で五月病になるくらい弱いメンタルだけど、
なんとか、今の生活をしている自分はめっちゃ偉いと思う。
★いつも悪目立ちする
いつも悪目立ちするのは昔からで、
そのたびに人の目線が嫌すぎて、
すべてを辞めたくなる。
そんな痛い自分に効く抗生剤をください。
★決めるのが下手だった私へ
今までずっと、焦らされる人生だったから、
もう、私でペースを決めることにした。
つぎのLCCのバーゲンセールで、
良さげな穏やかな楽園を目指したい。
★必死だったんだよ
必死にやってきたのに、
いつの間にか、ボロボロになっていたよ。
息の仕方を教えないのと一緒で、
手を抜く方法なんて誰も教えてくれなかった。
真面目すぎるんだよ。って誰かが言ってくれたら、
こんなバカみたいに必死に生きようとしなかったのに。
★現実を揺らす、言葉を深海に沈めたい
もう、これ以上、傷つきたくなんてないんだ。
あらゆる誤解も、あらゆる言葉足らずも、
有り余った自分の思考に任せて、
現実を揺らすのに、もう疲れたんだ。
もし、言葉にアイアンをくくりつけて、
海溝にむかって投げ込むことができたら、
きっと、30%くらい生きづらさが軽減されたらいいな。
★絶望的なベッドの上で癒やしを誓う
みんな悩みのなかに生きているんだよ。
だから、それくらいどうってことないって言われても、
打たれ弱すぎる私はもう、絶望中の絶望で、逃避だけじゃ間に合わないよ。
重力すら重く感じるほど弱い私は、
いつもベッドの上に囚われたままで、
iPhoneでTikTokをスライドさせるくらいことしか、
もう、できないんだ。
こんな状態で一体、
これ以上、なにを頑張ればいいの?
こんな私のこと、わからない癖に。
★吹雪に永遠はない
永遠とか、理想とか、愛情とか、友情とか。
人と関わるすべてのことが、たまにわからなくなるよ。
マイナス世界の雪の中、
踏みしめるたびに、甲高く鳴る足元の感覚はなくなりそうだね。
こんな北にいる所為で、
こんな吹雪すら慣れてしまったけど、
ひとりきりで、こんな白くて静かな世界を歩き続けるのは、
鬱陶しくて、嫌になるよ。
★終末論者の君にささやかな愛を
「こんな世界、大嫌いなんだ」
そんなことを平気に口にした君は、
涼しい表情のまま、缶のカフェオレを一口飲んだ。
「じゃあ、私と一緒だね。なんて言うと思った?」
「いや、そんなつもりはないけど」
「もし、隕石が落ちてきて、終末世界になったら、前の方がいいって、絶望する癖に」
「いいよ、そうなったら、そうなったで絶望すればいい」
「だっさ」
私はそう返すと、君はふふっと笑ってくれたから、
私の冷たさで君を少しだけ笑わせることができて、
私はほんの少しだけ、嬉しくなった。
ただ、それだけで私は十分だから、もう世界に幻滅しないで。
★無理を繰り返してきたから
壊しても、壊しても、壊しても、壊してしまいたいんだよ。
すでに粉々になった人生を復活させる方法は、
時間をかけて、かけらをひとつずつ拾って、
無駄な努力で、アロンアルファでつなぎ合わせるしかないのかな。
そんな今の私にアドバイスなんて、無効だよ。
ボロボロでも自己責任ですか。
どうせ、みんな自分のことしか考えていないんだね。
それでも前を向く私は偉いと思う。
★自分のことばかりだよね
結局、自分のことばかりの世界って疲れないのかな。
親切で言ったことが、敵視され、
敵視を優しさで切り替えしたら、
また、敵視される。
そんな淀んだ努力は評価され、
権力、そして、お金、すべてを簡単に手に入れる。
優しさがなくなった今、
優しさだけじゃ、生きられないとか、
そんなふざけたことが正当化される。
だから、結局、みんな自分のことばかりの世界に向かってしまう。
これから抜けるには、それに染まらない、
強い自分を作るしかないのかな。
それすら、もう限界なのに。
★人間関係なんて
悩みの9割が人間関係だったら、
人間関係を断ち切っちゃえばいい。
ひとりで、タフに生きる決意をすればいい。
間接的に社会と浅く関係を持てばいい。
本当に自分のことを深く理解してくれる人を見つければいい。
そういった意味で君は強くなって、しっかりと自分を持って。
★うまく息ができない
人の気持ちをいつも考えすぎて、
いつも、なにも下手なことができなくなる。
私の息なんて、誰も聞いていないのだって知っている。
よく息が切れるほど、集団のなかはつらくて、
共感できないのに、共感したふりして、
それが人間社会だから仕方ないじゃんって言い聞かせて、
無理して、無駄にして、それがもう限界なんだって気がついた。
そんな生きるのが下手な私のことを、
ただ、誰かに肯定してほしい。
★どうして適応できないんだろう
「もう、帰りたい」
そんな独り言をぼそっと言っても、
朝の国道の喧騒でその言葉は簡単にかき消された。
向き合うことすら困難なのに、
それでも歩き続けなくちゃならないから、
今日の朝も駅に向かって、トボトボと歩いている。
だけど、いつもの橋の真ん中で、
もう、歩けなくなった。
胸の奥が痛くて、
吐きそうなほど、無理が押しつぶそうとする。
結局、その痛みをもう、無視することができなくて、
来た道を戻り始めた。
その道は、いつもと変わらないのに、
暗く、黒く、そして光なんてなんてないように思えた。
★普通の人が羨ましい
どうして普通ってレベチなの?
普通になりたかった。
普通になれない私は大人になれない扱いをされ、
小馬鹿にされる表情、言葉、仕草、向けられる悪意が嫌だ。
そして、確かに私って、普通じゃないよねって、
はいはい、わかってますからって、思っても、
社会は普通の人向けに作られているから、
結局、普通じゃない自覚をして、
それでも私は自然と普通を求める。
だから、普通を求めない世界を自分で作れるようにしたい。
★話さないから誤解されても仕方ないよね
群れるのが好きじゃないし、
勝手にイメージをつけられ、
勝手なこと言われて、
勝手に傷つく。
そんな勝手な自分が嫌になる。
中途半端に孤立する決意がないのに、
誰かから優しさがほしいって思うから。
だから、冷めた自分を温めるために、
今日も駅のホームの自販機でココアを買う。
★悔しさと虚しさで胸が痛いよ
午前中の黄色い日差しが部屋に射し込んでいる。
ひとりきりで、涙を流したって、なにも変わりやしないのは、
自分でも十分、わかっているよ。
どうせ、恵まれている癖に、
自分のこと不幸だとか、そんなこと思って泣いてるんでしょ。
って冷めた内側の自分に言われそうだ。
日差しに手を伸ばし、右手の影をぼんやり眺める。
右手を強く握り、悔しさを浄化したことにした。
★遠くに連れて行って
誰かに遠くに連れて行ってほしい。
それくらい、今の閉塞感が嫌で仕方なくて、
住み慣れたこの街すら、嫌いになりそうで、
もう、思い切って、飛び出して、環境を変えたい。
今日も青空はどこまでも透き通っていて、
それが、余計に絶望的な気分になる。
もし、その透明感を手に入れたら、
灰色の今を鮮やかに染めることができるかな。
★ロジカルをミルクに煮込むように
IQが違いすぎると、話が合わないって言われたり、
性格診断で相性が合わないとか、あー、とかガッカリされたりさ、
根拠とロジックばかりで、息苦しくて疲れちゃうよ。
それって、お互いがお互いに、ただ理解し合わないだけなんじゃないの?
合わせようとか、相手のことをもっと知りたいとか、
そういう気持ちが欠如してるだけなんじゃないの?
エビデンスばかり求められちゃ、感覚が鈍っちゃうよね。
根拠や、裏付けばかり求められる世界じゃ、
直感ばかり信じる自分は一体、どうやって生きていけばいいんだろう。
★楽しい街とうんざりな自分
どうせ自分なんて、なんにもできないよ。
そう思うくらい、今がなにも見えなくてつらいや。
コートのポケットに両手を突っ込み、
ぶすっとした気持ちを抱いたまま、夜が始まったばかりの街を歩いている。
12月に入った街は少しだけソワソワとし始めていて、
街路樹はLEDで青色の世界を作っている。
そんな自分と対極的な街の中を歩いていると、
そんな自分だけ置いていくように季節は巡って、
自分なんか世界から忘れられているような気さえするよ。
だけど、今は歩かなきゃ。
家に着くまでにこの虚しさが消えてくれたらいいな。
★天才になりたかった
天才になりたかった。
もっと、憧れる人になりたかった。
年パスでディズニーシーに通い詰めたいな。
新作のiPhoneでエモい写真を撮りたいな。
無数のプチプラのリップの蓋をカチカチ何度もやって、
TikTokで一発バズって、
インフルエンサーにでもなろうかな。
でも、今は絶望を繰り返しすぎて、
まともに動くことすらできなくて、
ベッドは絶望を溶かす唯一の夢空間で、
そのなかで妄想をめぐらし続けても、
自分が一体何なのか、自分でもわかりやしない。
大人になんてなりたくないし、
今はただ、本当になにもしたくないな。
そんな今でも、光が射してほしい。
★キラキラできない私の青春
キラキラした青春を横目に、
キラキラすることが難しい私の青春は、
有効中のJKブランドでも地味なままだよ。
人付き合いが致命的に苦手で、
黙っていても気味悪がられるだけ、
そんなのわかりきっているから、
今日も結局、いいことがなかったな。
だけど、それでいいよ。
内向的な自分が、自分を保つ手段はそれしかないから。
★今日一日、さんざんだったけど
予報はずれの冷たい雨に打たれながら、
駅から家に向かって歩いている。
なにもかも上手くいかないときは、
本当にすべてが合わさったみたいに、
いろんなツイてないことが起きるのはどうしてだろう。
こんな一日の終わりだけど、
家に帰ったら、お風呂で追い焚きをしながら、
ぼんやりネトフリで気になったドラマでも観て、
自分をリセットしよう。
★頑張ればいいってもんじゃないでしょ?
これ以上、何を頑張ればいいの?
自分が嫌で嫌で仕方ない日々なのに。
綺麗ごとだけ並べて、
人前ではヘラヘラし続ける自分が嫌い。
人に合わせることを頑張っているのに、
「もう少し、違うことやってほしかった」
なんて言われたくなかった。
だから、もうこの環境からは離れよう。
もっと、自分を大切にしてくれる場所があると信じて。
★本当の自分なんて
本当の自分なんて、誰もわかりやしないんだ。
マウントだらけのどうしようもない情報交換や、
楽しいと思ったこともない群れているだけの遊び。
息抜きにならない日々が、息苦しくて、
ふざけるなって気持ちだけが胸の底に黒く降り積もる。
もう、くだらない。くだらない。くだらない。
そう思いながらも、今日も日常を惰性する。
★ゴミみたいな世界で
ゴミみたいな世界なのに、
どうしてみんな楽しむことができるの?
マジで群れるのって、くだらないよね。
そう思わない?
とか、そんなことなんてリアルで言えるわけがないから、
DTMに打ち込んだ音楽に、
自分の声を吹き込み、社会のエナジーになれと、
甘ったれた願いを込めて、今日もSNSの海に流す。
★くだらないよ
未来なんてくだらない。
自分を信じきれないから、そう思うのかな。
それとも、今があまりにもひどすぎるからかな。
とりあえず、そのモヤモヤが消えたらなって思いながら、
マグカップにインスタントココアをお湯で溶き、
不自由な自由について考えてみる。
★ハードモードなのに縛りプレイな人生
ハードモードなのに縛りプレイまでして、
詰みまくってる人生は、どうやったら修正可能なんだろう。
夜の公園をひとりで散歩しながら、
少しだけ考えてみているけど、
結局、今日も答えは見つからないから、
とりあえず、「ポジティブに。ポジティブに」とぼそっと言ってみた。
★より早く100%にしたい
100%な休日のなかで急速充電する方法は、
ただ、横になってゴロゴロするしかなくて、
刺激が強すぎて、忙しい毎日に少しだけうんざりする。
ただ、社会では自分の居場所を自分で作らなくちゃいけないから、
ハードな日常をこなすしかないんだ。
だけど、もう、疲れたよ。
もし、誰かにずっと休んでいいよって言われたら、
とりあえず、まず一週間はダラダラしたい。
★学校に行きたくないんじゃなくて、学校で生きていけないんだよ
学校に行きたくないんじゃなくて、
学校で生きていけないんだよ。
強制力で集団のなかに矯正される感じが、
嫌で嫌で仕方ないんだ。
なんだよ、口を開けば「団結、友情」って。
そんな強制が息苦しいんだよ。
そういう生き方のタイプじゃないんで。
ひとりでも楽しく生きていくことができるから。
★道徳の授業くらい
ブチギレたくなるほど、理不尽なことばかりで、
しっかりしなさいって言われても、
普通に我慢の強要ばかりで殴りたくなるんだけど。
いいよね、世渡り上手は。
生き方下手だけど、そう思っても絶対殴ったりしないよ。
その我慢は最低限できるから、
道徳の授業くらい、教室から抜け出していいよね?
★面倒だよね
そもそも、面倒くさいよね。
生きているだけで、上出来じゃん。
それなのに、あれやれ、これやれ、ってさ。
要求しすぎなんだよ。
大人になったら、
もっと、肩の力抜いて、楽に生きたいな。
★元気に見えるんでしょ
もう、元気なフリが疲れたよ。
本当は元気じゃないのにさ、
余計なことばかりに神経すり減らすんだから。
だけど、こんなときでも強くこう思っている。
せっかく生まれたんだから、楽しいこと楽しみ続けてやる。って。
★キュートに、ワンダフルな人生にするために
起きるたびに憂鬱な朝には、もう慣れたし、
胸の重たさや、頭痛にも慣れてしまったよ。
ただ、今日から、学校に行かないことにしたんだ。
まだ誰にも言っていない、かくしごとだから、
まだ日常のルーティンを引きずっているだけなんだ。
今日は痛みも消えるさ。
制服をまとい、さっそうと図書館へ向かう。
今日から、普通でいることを諦めるんだ。
これから先の人生をしっかりと彩るために、
キュートに、ワンダフルにするために。
★せめて今を充実させたい
楽しさなんて、今が充実してなきゃ、味わえないよね。
学校でそれを手にすることができるかと言うと、
性格的にそれは無理だってことも知っている。
上手くいく。上手くいく。どうせ上手くいくし。
何度も、胸のなかでつぶやき、
絶望寸前の日曜日を微温く楽しむ。
★17歳のままでいれたら
17歳のまま時が止まってしまえば、
きっと、楽なようで、楽じゃないんだろうなって思ったり、
だけど、大人になるのも面倒そうだし、
やっぱこのままがいいとか思ったり、胸の中で微かに揺れる。
制限だらけの毎日は退屈だし、自由もほしいけど、
安い責任は欲しくない。
★そっとね
矛盾だらけの社会だけどさ、
そのなかで君はよくやっているよね。
だから、誰も言わないことをそっと伝えたい。
今日も頑張ったね。
★ありきたりだけど、楽しめるようになるよ
嫌すぎてうんざりすることも多いけど、
結局、自分が自分の機嫌とって、
楽しいことばかり集めたら、
きっと、今からでも楽しくなるよ。
ありきたりって思うかもしれないけど、
案外、そういう方が今を乗り越えられるのかも。
★今は大変かもしれないけど。
今はくだらないことばかりでうんざりしているかもしれないけど、
そこからそっと抜け出したり、新しいことを始めたら、
それが嘘みたいになくなるよ。
もちろん、無理やり超える方法だってあるし、
その方法で今まで君はやってきてるし、
我慢強い君は今、まさに無理やり超えようとしていると思う。
だけど、それはものすごく疲れることだから、
そのあとは、自分に優しくしてあげてね。
どっちの選択をしても、きっと正解だ。
いい感じになるよ。
きっと、いい感じに。
★絶望してもいいよ
絶望してもいいよ。
君がそれを繰り返すのには意味があるから。
そして、人には話せない背景だってあるんだから。
自分を取り戻せば、きっと君はまた、幼い頃みたいに輝ける。
どうか、その輝きを大切にして。
【初出】
24.12.1~2 完全書き下ろし