「この屋敷のどこかにいるのよね。アメーバ状の妖だったはず」
「変な妖にゃ」
「妖はまだわかってないことも多いから」
結珠は慎重に手前の部屋から順に見て行き、二階へ進む。
全部の部屋を見て回ったが、どこにも妖はいなかった。
「おかしい、どこにもいないなんて」
「逃げたのかにゃ」
「それなら退魔協会に報告して探してもらわないと」
コール音が響き、結珠はスマホを取り出した。
「退魔協会からだよ。なんだろ」
タマに言ってから通話をタップした。
「はい、茜です」
「茜さん、今どこ? すぐに退避して!」
名乗りもせずに相手の男は言った。
「頼んだ妖、上級だった。すぐ逃げて!」
「は、はい!」
「藤小路さんが向かってるから合流して、指示に従って」
「わかりました」
通話を切り、タマを見る。
「変な妖にゃ」
「妖はまだわかってないことも多いから」
結珠は慎重に手前の部屋から順に見て行き、二階へ進む。
全部の部屋を見て回ったが、どこにも妖はいなかった。
「おかしい、どこにもいないなんて」
「逃げたのかにゃ」
「それなら退魔協会に報告して探してもらわないと」
コール音が響き、結珠はスマホを取り出した。
「退魔協会からだよ。なんだろ」
タマに言ってから通話をタップした。
「はい、茜です」
「茜さん、今どこ? すぐに退避して!」
名乗りもせずに相手の男は言った。
「頼んだ妖、上級だった。すぐ逃げて!」
「は、はい!」
「藤小路さんが向かってるから合流して、指示に従って」
「わかりました」
通話を切り、タマを見る。



