皆さんは駅を利用しますか?駅を利用する場合どんな時間が多いでしょうか?早朝・夕方・夜中、さまざまだと思います。それでは一つ駅周りについての怖いお話をしましょう。
ひとまとまりに駅と言ってもさまざまあると思います。都心にあるような大きな駅だったり、駅と駅の中継地点にあってあまり利用する人がいない無人駅。あっあと、地下鉄もありますね?
私の地元には線路の下を歩いて通れるような道があったりもします。今回はそこに焦点を当ててみましょうか。
普段皆さんが線路を横断したい時は踏切が多いですよね。私の地元は田舎寄りの都会で少し古臭い部分があります。なので有人の駅よりも無人の駅の方が多いんです。その無人駅の近くに線路の下を通ることのできる小さなトンネルのようなものがあります。普段はあまり利用しないのですがたまに気分で使うことがあります。昼間の明るいうちなんですけどね。私は自転車で学校に通っていて、遅刻しそうな時はよくそこを使います。何も出ないって分かっていても電気は一つしか付いてなくて、何年も前からあるのかチカチカと今にも切れそうな感じで、ちょっとじめじめしていて正直怖いです。だからたまにおじさんとかが自転車に乗って反対側から来る時はびっくりします。
最後に利用したのはおそらく高校二年の秋頃だと思います。その時は自転車でまた遅刻しそうだったので利用しました。
そして高校三年の冬、そこの駅を利用しました。この時期は冬なので電車通学をしています。そしてこの駅は学校が近いんですよね。だから毎回冬場は駅の方を利用してるんです。いつもは特に何も思わないのに。なぜか気になってしまったんです。その駅の近くの例のトンネルに。なので学校帰りに電車を待つついでに寄ってみたんです。やっぱり不気味でした。電気は一つで常にチカチカしていて、今思えば高校通ってるこの三年間、切れずにチカチカしてるなって。そして線路より下、つまり道路よりも下にあるせいなのか常に水溜りがあるんです。じめじめしてるのも変わりません。冬なのに凍ってない水溜りも不思議ですよね。私は何を思ったのかトンネルの中心でぼーっと立っていたんです。すると聞こえてくるのは、道路を走る車の音だったり結露して水溜りに落ちていく水の音。特に何もありませんでした。ふと我に返って時間をみると5分ほどしか時間は過ぎてなかったんです。何やってるんだろうと思って駅に戻りました。電車が来るまでまだ時間があったので駅のホームにある椅子に座って待つことにしました。冬はやっぱり寒いです。白い息がその寒さを教えてくれます。あと十分程この寒い中一人で待つのかと思いながら体をさすりながら寒さを耐え凌ぎました。
またここでふと思ったんです。そういえば、さっきあのトンネルにいた時は寒く感じなかったなぁって。トンネルと言ってもそんなに長いものではありません。ほんとに線路を横断できるほどの短い距離で下を通るために階段が両端にあるようなそんなイメージです。別に扉がついてるわけでもありません。普段は夏場や秋といった比較的暖かい時期に通るのであまり気にしていませんでした。しかも朝急いでいる時なので。
さっき何も考えずトンネルの中央でぼーっと立っていた時今のような寒さを感じませんでした。
そんなことを考えていると電車が来ました。
電車に乗るとさっきまでずっと外にいて冷え切った体が温まってきました。きっと暖房が効いているのでしょう。ただ先ほどトンネルにいた時も風が一切なくこんな感じだったなぁと思います。
次の日、昨日のことが気になってまた学校帰りにそのトンネルに行きました。
当たり前ですが窓もなく道路から階段まで一直線になっているので風がビュービュー音を立てて入ってきてとても寒かったです。そこに立っていると頬がヒリヒリするぐらい冷たい風があたりました。寒かったので昨日より早く駅のホームに戻りまた座って待つことにしました。昨日と同じように体をさすりながら温めます。電車が来て乗るとやっぱり暖房が効いているか暖かかったです。
あの時のあのトンネルの暖かさはなんだったんでしょうか?ただ気にし過ぎただけなのか、それとも私を温めてくれたのか。私はあの日の後、あのトンネルを利用したことはありません。
でも近くの駅を利用するとそのトンネルの階段の上までポチャン,ポチャンと私を誘うような水が滴る音が聞こえてきます。
ひとまとまりに駅と言ってもさまざまあると思います。都心にあるような大きな駅だったり、駅と駅の中継地点にあってあまり利用する人がいない無人駅。あっあと、地下鉄もありますね?
私の地元には線路の下を歩いて通れるような道があったりもします。今回はそこに焦点を当ててみましょうか。
普段皆さんが線路を横断したい時は踏切が多いですよね。私の地元は田舎寄りの都会で少し古臭い部分があります。なので有人の駅よりも無人の駅の方が多いんです。その無人駅の近くに線路の下を通ることのできる小さなトンネルのようなものがあります。普段はあまり利用しないのですがたまに気分で使うことがあります。昼間の明るいうちなんですけどね。私は自転車で学校に通っていて、遅刻しそうな時はよくそこを使います。何も出ないって分かっていても電気は一つしか付いてなくて、何年も前からあるのかチカチカと今にも切れそうな感じで、ちょっとじめじめしていて正直怖いです。だからたまにおじさんとかが自転車に乗って反対側から来る時はびっくりします。
最後に利用したのはおそらく高校二年の秋頃だと思います。その時は自転車でまた遅刻しそうだったので利用しました。
そして高校三年の冬、そこの駅を利用しました。この時期は冬なので電車通学をしています。そしてこの駅は学校が近いんですよね。だから毎回冬場は駅の方を利用してるんです。いつもは特に何も思わないのに。なぜか気になってしまったんです。その駅の近くの例のトンネルに。なので学校帰りに電車を待つついでに寄ってみたんです。やっぱり不気味でした。電気は一つで常にチカチカしていて、今思えば高校通ってるこの三年間、切れずにチカチカしてるなって。そして線路より下、つまり道路よりも下にあるせいなのか常に水溜りがあるんです。じめじめしてるのも変わりません。冬なのに凍ってない水溜りも不思議ですよね。私は何を思ったのかトンネルの中心でぼーっと立っていたんです。すると聞こえてくるのは、道路を走る車の音だったり結露して水溜りに落ちていく水の音。特に何もありませんでした。ふと我に返って時間をみると5分ほどしか時間は過ぎてなかったんです。何やってるんだろうと思って駅に戻りました。電車が来るまでまだ時間があったので駅のホームにある椅子に座って待つことにしました。冬はやっぱり寒いです。白い息がその寒さを教えてくれます。あと十分程この寒い中一人で待つのかと思いながら体をさすりながら寒さを耐え凌ぎました。
またここでふと思ったんです。そういえば、さっきあのトンネルにいた時は寒く感じなかったなぁって。トンネルと言ってもそんなに長いものではありません。ほんとに線路を横断できるほどの短い距離で下を通るために階段が両端にあるようなそんなイメージです。別に扉がついてるわけでもありません。普段は夏場や秋といった比較的暖かい時期に通るのであまり気にしていませんでした。しかも朝急いでいる時なので。
さっき何も考えずトンネルの中央でぼーっと立っていた時今のような寒さを感じませんでした。
そんなことを考えていると電車が来ました。
電車に乗るとさっきまでずっと外にいて冷え切った体が温まってきました。きっと暖房が効いているのでしょう。ただ先ほどトンネルにいた時も風が一切なくこんな感じだったなぁと思います。
次の日、昨日のことが気になってまた学校帰りにそのトンネルに行きました。
当たり前ですが窓もなく道路から階段まで一直線になっているので風がビュービュー音を立てて入ってきてとても寒かったです。そこに立っていると頬がヒリヒリするぐらい冷たい風があたりました。寒かったので昨日より早く駅のホームに戻りまた座って待つことにしました。昨日と同じように体をさすりながら温めます。電車が来て乗るとやっぱり暖房が効いているか暖かかったです。
あの時のあのトンネルの暖かさはなんだったんでしょうか?ただ気にし過ぎただけなのか、それとも私を温めてくれたのか。私はあの日の後、あのトンネルを利用したことはありません。
でも近くの駅を利用するとそのトンネルの階段の上までポチャン,ポチャンと私を誘うような水が滴る音が聞こえてきます。