「なにするの、やめて!」
止める花楓に珀佳が右手を一閃させると、彼女は見えない透明な珠に包まれた。
続いて珀佳は手の平に緑色の炎を生み出して撃ち出す。陽乃真はバッと避けた。
「花楓さんがいるのに!」
陽乃真がうめくように言うと、
「彼女に当てるようなヘマはしません!」
珀佳がまた手の平に炎を浮かべる。
「許さない!」
陽乃真はいっきにとびかかる。
珀佳はそれを避けて火の玉を撃つが、陽乃真はひらりと避ける。
火の玉は床に当たると砕けて消えた。この火のせいで火事になることはないようだ。
「やめて!」
透明な壁を叩いて花楓は叫ぶが、いっこうにふたりは辞める様子がない。
花楓は必死に壁を叩く。
手が痛くなるが、そんなことに構っていられない。
「珀佳さんは私を守りたいんじゃなかったの? だったらすぐに戦うのをやめて! 彼を傷付けたら許さない!」
珀佳は驚いて花楓を見た。
その隙をついて陽乃真は珀佳を前足で押し倒す。
珀佳の力が緩み、花楓を包む壁が消えた。
陽乃真は珀佳の首に噛みつこうとしている。
「やめて!」
花楓は飛び出し、陽乃真にしがみついた。
止める花楓に珀佳が右手を一閃させると、彼女は見えない透明な珠に包まれた。
続いて珀佳は手の平に緑色の炎を生み出して撃ち出す。陽乃真はバッと避けた。
「花楓さんがいるのに!」
陽乃真がうめくように言うと、
「彼女に当てるようなヘマはしません!」
珀佳がまた手の平に炎を浮かべる。
「許さない!」
陽乃真はいっきにとびかかる。
珀佳はそれを避けて火の玉を撃つが、陽乃真はひらりと避ける。
火の玉は床に当たると砕けて消えた。この火のせいで火事になることはないようだ。
「やめて!」
透明な壁を叩いて花楓は叫ぶが、いっこうにふたりは辞める様子がない。
花楓は必死に壁を叩く。
手が痛くなるが、そんなことに構っていられない。
「珀佳さんは私を守りたいんじゃなかったの? だったらすぐに戦うのをやめて! 彼を傷付けたら許さない!」
珀佳は驚いて花楓を見た。
その隙をついて陽乃真は珀佳を前足で押し倒す。
珀佳の力が緩み、花楓を包む壁が消えた。
陽乃真は珀佳の首に噛みつこうとしている。
「やめて!」
花楓は飛び出し、陽乃真にしがみついた。



