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旦那様の無事を二日祈り、おかげで畑仕事にも力が入らず、一日二回の納入は全て、両親に行ってもらった。



必ず帰ってくるとは言われたけど、道中怪我をされていないか。

本当に水と食糧はいらなかったのか。



気になって何度も見えない神様に、無事に帰ってきますようにと願った。




囲炉裏の温もりを浴びながら編み物をしていると、宣言通り、次の日の夜に月城家に旦那様は帰ってきた。





「おかえりなさいませ…!お顔に傷が…」





旦那様の顔には傷が増えていた。髪もボサボサで、初めて家に来た時のようなお淑(しと)やかさがまるでなかったかのように、肩で呼吸をしている。


話しかけても、何も聞かないでくれの一点張り。