あっ!優希ちゃんおはよう!」
「おはよー!」
時間が経つのは早くて、私ーー中村優希はもう高校生になりました!!
「優希〜おはよー」
「澪《みお》ちゃん!おはよう!」
本当の私を知っている澪ちゃんは進学する高校を一緒にしてくれたんだ!
…めちゃくちゃ申し訳なかったけど、一緒が良いって言ってくれたの!嬉しかったなぁ〜。
もちろん、高校でもずーっと一緒にいるんだ!
「澪ちゃん、なんか今日みんなソワソワしてない?」
「優希は知らないの?今日転校生が来るらしいよ。」
「転校生?変わった時期に来るんだね…」
そう、今は入学してから2ヶ月ぐらい経っていて、6月になっている。
「私もそれ思った〜。私だったら絶対こんな時期に転校なんてしたくないよ」
「澪ちゃん…転校、しないでね…。」
「そんなことするわけないじゃん!」
「澪ちゃ〜ん…」
私は澪ちゃんに抱きつく。
「はいはい、よしよし。」
「うぅ…。」
キーンコーンカーンコーン ガラリ パタン
チャイムと同時に先生が入ってきた。
「おーい。チャイムなったぞー。早く座れー」
教室にいる全員が席について、先生が教卓の前に立つと早速、先生が話を切り出した。
「今日は転校生を紹介しようと思う」
教室の中が一気にざわつく。
もちろん、私もどんな子が来るのか気になっていた。
するとドアを開けて教室に一人の男の子が入ってきた。
その男の子は黒板に自分の名前を書く。
そして私たちの方を見た。
その時、ほとんどの人がびっくりしていたと思う。
「めっちゃカッコよくない!?」
「身長高っ!」
みんな小声でそう言うことを言ってた。
確かに目立ちそうな外見をしてるな〜と思いながら澪ちゃんを見てみると、澪ちゃんもこっちを見ていた。
目が合うと澪ちゃんは少しだけ苦笑いをした。
たぶん、ちょっとだけうるさいな〜って思ってるんだろうな〜。
「初めまして。俺の名前は新井望《あらいのぞむ》です。よろしくお願いします」
「よし。じゃあそこの席に座れー」
新井くんは先生にそう言われ、窓側の1番後ろの席に座った。
「じゃあ、授業頑張れよー」
先生が教説から出ていったすぐあとに英語の先生が入ってくる。
英語の先生が教卓の前に立ち、そこから授業がスタートした。
休み時間になると色んな子が新井くんに話しかけていた。
「新井くん、どこから転校してきたの?」
「千葉県だよ」
「得意なこととかある?」
「運動ならバスケかな。勉強だったら数学」
めっちゃ質問攻めにされてる…しかも困った顔ひとつしてないしむしろ笑顔だし…凄い!
「優希ちゃん、優希ちゃん!今日の放課後、一緒に遊びに行かない?」
「澪ちゃんが一緒でいいなら行く!」
「もちろんいいよ!だってもうそこセット扱いだから。それにさっき澪も誘ったからね!」
「さっすがー!」
涼香《すずか》ちゃんは照れた。
「じゃあ放課後、先生にちょっと呼ばれてるから待っててくれる?」
「うん!いいよ!!」
楽しみだなぁ〜!
そこから授業は順調に進んでお昼になった。
「優希〜。ご飯食べよー」
「うん!」
私たちはいつもの場所に向かう。
いつもの場所っていうのはね、なんと生徒会室!
澪ちゃんって実は生徒会に入ってるんだ!
澪ちゃんが生徒会室の扉を開ける。
「おじゃましまーす」
「どうぞどうぞ…さてと、優希の今日のお弁当の中身見せて〜」
「俺の食べる気満々じゃねーか!」
「だって〜、優希の料理ってほんっっっとうに美味しいんだもん!」
「俺の事、そんなに褒めても何も出ないぞ?」
「そう言って毎回くれるクセに〜」
「もう」
「でも…うん、やっぱり優希はその方がいいね。惚れそう」
「やめとけよ、絶対に」
「はいはい」
そんな冗談を言いながらお昼を食べていた。
食べ終わると生徒会室を出ようと扉を開けようとした。
「あれ…澪ちゃん、生徒会室の扉ちょっとだけ開いてるけど、ドアの調子が悪いの?」
「あぁ、ちょっとだけ悪いな〜って最近思ってる」
「そうなんだ、良かった…もしかしたら誰かが覗いてたのかと思った…」
「気にしすぎだって!もしそんなことがあっても私が助けるから大丈夫だって!」
「澪ちゃん…!!」
澪ちゃん本当にかっこいい!!!
「教室に戻るよ〜、優希」
「うん!」
廊下を歩いていると澪ちゃんが話しかけてきた。
「そういえば、転校生の第一印象、どうだった?」
「うーん、目立ちそうな人、かな」
「私も同じ感じかな〜。転校生だからって特別に扱うのはちょっと違うかなって思っちゃうタイプだから」
「澪ちゃんらしいね」
そんなことを話していると教室に着いた。
「次の授業まで時間が少ない!早く準備しないと!」
「うわっ、ホントだ」
私たちは急いで準備をし、ギリッギリで次の授業に間に合った。
間にやって良かった〜、次の授業の先生は怖いからね〜。
その先生は数学の先生で、根は優しいとは思うんだけどなんというか…ツンデレというかなんというか…
なんかこう、どう言えばいいかわかんない感じ。
「じゃあここの問題を…中村」
「…!はい!」
私は前に行って黒板にしきと答えを書く。
先生はそれを少し黙って見ていて、ちょっと間違ってるかもって思ってヒヤヒヤしちゃった。
「……正解だ。よく出来たな。席に戻れ」
「はい」
「じゃあ、次の問題は…少し難しいが新井、解けるか?その場で式と答えを言ってくれ」
「はい、ここが……。」
…なんか難しいこと言いすぎて私にはよく分からないな〜
「となるので答えは±9です」
「正解だ、よくわかったな」
先生はほんの少しだけ驚いていたきがした。
キーンコーンカーンコーン
「じゃあ今日の授業はここまでだ。復習をきちんとしておくように」
やっと終わった〜!
「優希、あの問題解けてすごいじゃん」
「えへへ、実はちょっと勉強してました!」
「帰りのホームルームを始めるから席に座れー」
みんなが席に座る。
手紙や明日の連絡を終えてホームルームはおわった。
「二人とも、ちょっとまっててね〜!」
涼香ちゃんは急いで教室を出ていった。
「今日は何するんだろう。涼香ちゃんってめちゃくちゃ楽しいところにいつも連れてってくれるから楽しみだなぁ〜!」
「それ、本当にわかる。待ち遠しいよね!」
そう言ってると涼香ちゃんが教室に戻ってきた。
「優希ちゃん、澪、用事終わったから遊びに行くよ〜!!」
「はーい!!」
「わかった〜!」
「おはよー!」
時間が経つのは早くて、私ーー中村優希はもう高校生になりました!!
「優希〜おはよー」
「澪《みお》ちゃん!おはよう!」
本当の私を知っている澪ちゃんは進学する高校を一緒にしてくれたんだ!
…めちゃくちゃ申し訳なかったけど、一緒が良いって言ってくれたの!嬉しかったなぁ〜。
もちろん、高校でもずーっと一緒にいるんだ!
「澪ちゃん、なんか今日みんなソワソワしてない?」
「優希は知らないの?今日転校生が来るらしいよ。」
「転校生?変わった時期に来るんだね…」
そう、今は入学してから2ヶ月ぐらい経っていて、6月になっている。
「私もそれ思った〜。私だったら絶対こんな時期に転校なんてしたくないよ」
「澪ちゃん…転校、しないでね…。」
「そんなことするわけないじゃん!」
「澪ちゃ〜ん…」
私は澪ちゃんに抱きつく。
「はいはい、よしよし。」
「うぅ…。」
キーンコーンカーンコーン ガラリ パタン
チャイムと同時に先生が入ってきた。
「おーい。チャイムなったぞー。早く座れー」
教室にいる全員が席について、先生が教卓の前に立つと早速、先生が話を切り出した。
「今日は転校生を紹介しようと思う」
教室の中が一気にざわつく。
もちろん、私もどんな子が来るのか気になっていた。
するとドアを開けて教室に一人の男の子が入ってきた。
その男の子は黒板に自分の名前を書く。
そして私たちの方を見た。
その時、ほとんどの人がびっくりしていたと思う。
「めっちゃカッコよくない!?」
「身長高っ!」
みんな小声でそう言うことを言ってた。
確かに目立ちそうな外見をしてるな〜と思いながら澪ちゃんを見てみると、澪ちゃんもこっちを見ていた。
目が合うと澪ちゃんは少しだけ苦笑いをした。
たぶん、ちょっとだけうるさいな〜って思ってるんだろうな〜。
「初めまして。俺の名前は新井望《あらいのぞむ》です。よろしくお願いします」
「よし。じゃあそこの席に座れー」
新井くんは先生にそう言われ、窓側の1番後ろの席に座った。
「じゃあ、授業頑張れよー」
先生が教説から出ていったすぐあとに英語の先生が入ってくる。
英語の先生が教卓の前に立ち、そこから授業がスタートした。
休み時間になると色んな子が新井くんに話しかけていた。
「新井くん、どこから転校してきたの?」
「千葉県だよ」
「得意なこととかある?」
「運動ならバスケかな。勉強だったら数学」
めっちゃ質問攻めにされてる…しかも困った顔ひとつしてないしむしろ笑顔だし…凄い!
「優希ちゃん、優希ちゃん!今日の放課後、一緒に遊びに行かない?」
「澪ちゃんが一緒でいいなら行く!」
「もちろんいいよ!だってもうそこセット扱いだから。それにさっき澪も誘ったからね!」
「さっすがー!」
涼香《すずか》ちゃんは照れた。
「じゃあ放課後、先生にちょっと呼ばれてるから待っててくれる?」
「うん!いいよ!!」
楽しみだなぁ〜!
そこから授業は順調に進んでお昼になった。
「優希〜。ご飯食べよー」
「うん!」
私たちはいつもの場所に向かう。
いつもの場所っていうのはね、なんと生徒会室!
澪ちゃんって実は生徒会に入ってるんだ!
澪ちゃんが生徒会室の扉を開ける。
「おじゃましまーす」
「どうぞどうぞ…さてと、優希の今日のお弁当の中身見せて〜」
「俺の食べる気満々じゃねーか!」
「だって〜、優希の料理ってほんっっっとうに美味しいんだもん!」
「俺の事、そんなに褒めても何も出ないぞ?」
「そう言って毎回くれるクセに〜」
「もう」
「でも…うん、やっぱり優希はその方がいいね。惚れそう」
「やめとけよ、絶対に」
「はいはい」
そんな冗談を言いながらお昼を食べていた。
食べ終わると生徒会室を出ようと扉を開けようとした。
「あれ…澪ちゃん、生徒会室の扉ちょっとだけ開いてるけど、ドアの調子が悪いの?」
「あぁ、ちょっとだけ悪いな〜って最近思ってる」
「そうなんだ、良かった…もしかしたら誰かが覗いてたのかと思った…」
「気にしすぎだって!もしそんなことがあっても私が助けるから大丈夫だって!」
「澪ちゃん…!!」
澪ちゃん本当にかっこいい!!!
「教室に戻るよ〜、優希」
「うん!」
廊下を歩いていると澪ちゃんが話しかけてきた。
「そういえば、転校生の第一印象、どうだった?」
「うーん、目立ちそうな人、かな」
「私も同じ感じかな〜。転校生だからって特別に扱うのはちょっと違うかなって思っちゃうタイプだから」
「澪ちゃんらしいね」
そんなことを話していると教室に着いた。
「次の授業まで時間が少ない!早く準備しないと!」
「うわっ、ホントだ」
私たちは急いで準備をし、ギリッギリで次の授業に間に合った。
間にやって良かった〜、次の授業の先生は怖いからね〜。
その先生は数学の先生で、根は優しいとは思うんだけどなんというか…ツンデレというかなんというか…
なんかこう、どう言えばいいかわかんない感じ。
「じゃあここの問題を…中村」
「…!はい!」
私は前に行って黒板にしきと答えを書く。
先生はそれを少し黙って見ていて、ちょっと間違ってるかもって思ってヒヤヒヤしちゃった。
「……正解だ。よく出来たな。席に戻れ」
「はい」
「じゃあ、次の問題は…少し難しいが新井、解けるか?その場で式と答えを言ってくれ」
「はい、ここが……。」
…なんか難しいこと言いすぎて私にはよく分からないな〜
「となるので答えは±9です」
「正解だ、よくわかったな」
先生はほんの少しだけ驚いていたきがした。
キーンコーンカーンコーン
「じゃあ今日の授業はここまでだ。復習をきちんとしておくように」
やっと終わった〜!
「優希、あの問題解けてすごいじゃん」
「えへへ、実はちょっと勉強してました!」
「帰りのホームルームを始めるから席に座れー」
みんなが席に座る。
手紙や明日の連絡を終えてホームルームはおわった。
「二人とも、ちょっとまっててね〜!」
涼香ちゃんは急いで教室を出ていった。
「今日は何するんだろう。涼香ちゃんってめちゃくちゃ楽しいところにいつも連れてってくれるから楽しみだなぁ〜!」
「それ、本当にわかる。待ち遠しいよね!」
そう言ってると涼香ちゃんが教室に戻ってきた。
「優希ちゃん、澪、用事終わったから遊びに行くよ〜!!」
「はーい!!」
「わかった〜!」