玲香はその後、何もなかったかのように学校生活を続けた。僕も沙耶も、彼女に対して何もできなかった。そして、僕たちの周囲の世界は徐々に変わり始めた。友人たちが次々とおかしくなり、僕たちの生活は徐々に崩壊していく。

玲香は一体何者なのか。沙耶の言う「悪い子」とは本当に彼女なのか。それとも、僕たちが既に操られていたのだろうか?

真実は今も分からないまま、僕はあの日の選択が正しかったのかどうかを問い続けている。「僕の妹は明日、君を殺す」という言葉は、今でも僕の心に深く刻まれている。