桜舞い散る校庭で幼馴染の凛人と私は将来の夢を交わした。
「私、小説家になる。」
「はぁ?結南が小説家?なれるわけ無いだろ笑」
「そういう凛人の夢は何なのよ?」
「俺はサッカー選手に決まってんだろ。」
「そっちこそなれるわけ無いでしょ。サッカー選手の倍率何倍だと思ってんのよ。」
こんな、何気ない会話をいつまでもできると思っていたのに―――