クイズ番組になった。
国旗当てクイズだった。
面白そうなので見ていると、三つの色が横に並んだ国旗が三つあって、「どれがイタリアでしょうか?」と司会の人が言った。
一つは、左から青、白、赤だった。
もう一つは、青、黄、赤だった。
そしてもう一つが、緑、白、赤だった。
司会者に指差されたアイドルの女の子が迷いながらも答えたが、ハズレだった。
次に当てられたアイドルグループの男の子は首を捻ったので、当たるかな? と思いながら見ていると、お母さんの声が聞こえた。
「イタリアは緑、白、赤」
正解だった。
いつの間にか椅子に座っていた。
「貴真心もわかっていたでしょ?」
頷いた。
他の2つもわかった。
青、白、赤がフランスで、青、黄、赤がルーマニア。
それを言うと、「凄いね、貴真心は」と嬉しそうに白い歯を見せた。
「簡単だもん」
ちょっと自慢げな声になった。
「そうね」
すぐに頷いてくれた。
「ところで」
顔が真面目になった。
国旗当てクイズだった。
面白そうなので見ていると、三つの色が横に並んだ国旗が三つあって、「どれがイタリアでしょうか?」と司会の人が言った。
一つは、左から青、白、赤だった。
もう一つは、青、黄、赤だった。
そしてもう一つが、緑、白、赤だった。
司会者に指差されたアイドルの女の子が迷いながらも答えたが、ハズレだった。
次に当てられたアイドルグループの男の子は首を捻ったので、当たるかな? と思いながら見ていると、お母さんの声が聞こえた。
「イタリアは緑、白、赤」
正解だった。
いつの間にか椅子に座っていた。
「貴真心もわかっていたでしょ?」
頷いた。
他の2つもわかった。
青、白、赤がフランスで、青、黄、赤がルーマニア。
それを言うと、「凄いね、貴真心は」と嬉しそうに白い歯を見せた。
「簡単だもん」
ちょっと自慢げな声になった。
「そうね」
すぐに頷いてくれた。
「ところで」
顔が真面目になった。