淡色の君と、透明なセカイ














「2人とも、遅いですね‥‥‥‥」


「だね」



10分くらいで戻るって言ってたのに、と隣で時間を確認する。

もう20分くらい経ってる。





「これ、食べていいんでしょうか‥‥‥‥」


「んじゃ、行ってくる!!」と笑菜ちゃんに渡されたポップコーンケースに目を向ける。

ティーポット型でかわいい。




「いいんじゃない?俺も食べたいし」開けていいかなー、なんて言っている。


さっきまで手に持っていたチキンは、瞬く間に彼の胃袋の中へ。

そんなにお腹すいてたのかな‥‥‥‥。





「でもこれ、先に食べたら怒られるんじゃないでしょうか‥‥‥‥」


「置いてったんだから、食べていいってことじゃない?」


「え?」


「え?」違うの?と見つめてくる。


「麻ちゃんのことだし、気にするなら持っていくと思うよ」

ポップコーン買いに行くんだし、食べながら帰ってくるでしょー、と蓋を開けた。



「まぁ、そうですね‥‥‥‥」考えてみれば。