淡色の君と、透明なセカイ



「ポップコーン、めっちゃ混んでるぽい」


「うわ、マジかぁ‥‥‥‥」


「さっきアトラクション乗ったときに並んどけばよかったかなぁ‥‥‥‥」


「そんなに人気なんだね」と、あたしと同じことを言う。





調べたら、最近増えた新しい(フレーバー)らしい。


入れ物も可愛かったし、写真映えしそうだもんなぁ‥‥‥‥。






「____ねぇ」


「なに?」呼び掛けると、視線をそらしてこっちを見てくる。

いつの間にか、スマホを文庫本に持ち変えていた。





「奏、本読むんだね」


「____ん?うん」なんで、と不思議そうにする。


「あんまり読んでる感じしなかったからさ」休み時間はいつも、誰かと話していることが多い。


「結構好きだよ」家でよく読んでるんだよね、と話してくれる。


「へぇー!!」意外だなぁ。興味無さそうに見えたのに。







「そういえばさぁ、」


「うん」