淡色の君と、透明なセカイ



「ポップコーン、お前の目当てのやつミルクティー味だったけど、それでいいよな?」

近くに蜂蜜(はちみつ)味あるから、そっちも買ってくけど、と言ってくれる。



気が利くなぁ、と思う。






「奏ー」


「‥‥‥‥ん?」スマホに落としていた視線をこっちに向けてくる。


「ポップコーン、ミルクティー味だって」


「へぇ、美味しそう」大丈夫、と笑顔で答えてくれる。


「奏も平気だってー」


「つか、もう並んでるから買ってくの決定なんだけどな!!」なんて言われてしまう。




そいや、さっき混んでるって言ってたっけ。

そんなに人気の味なのかな。

初めて来るから、分からないけど。



「お金足りる?」


「全然余裕!!」


「そか!!」よかった。


「あ、あとどのくらいかかりそ?」


「もう目の前だし、これ買えたらすぐそっち行く予定」


「おっけ!!」待ってるね!!と電話を切る。