「____あ、でも、心の傷な!!」
「こころのきず?」
「そ、心の傷。心のモヤモヤがスッキリして、笑顔になるんだぞ」
「へぇー!!」
「ほら、____みくちゃんも、さっきまで泣いてたのに、にこにこしてるだろ?」
「ほんとだ!!」
「な、凄いだろー」
「うん!!すごーい!!」
キラキラした笑顔を向けられてしまうと、「違う」とも言えなかった。
「本物のラプンツェルみたい!!」とぴょこぴょこ跳び跳ねている。
元気だなぁ‥‥‥‥。
「早く父ちゃんと母ちゃんに会わせてやりてぇなー」
「‥‥‥‥ですね」
「____あ!!ままー!!」
広場を通り過ぎてスタッフさんを探していると、そう言って走って行ってしまう。
少し遠くで、「どこ行ってたのー!!」と声が聞こえる。
向日葵色が、視界に淡く溶けていった。



