「____お」
早かったな、と地図に落としていた目線をこちらに向ける。
「お待たせしました」
「んじゃ、行くかー」ちょっと回るっぽいな、と示した先は、トロッコ電車のアトラクションの近く。
あんなところにあったなんて、と思ったけど、思い返すと同じようなワゴンを見た気がする。
風景に溶け込みすぎて、お店だとは分からなかった。
「お待たせしましたー♪」
並んで10分。
爽やかなミントグリーンの声と共に出てきたのは、1人で食べるには大きそうな骨付きのチキン。
こ、こんな大きいのを‥‥‥!?
「ありがとうございます」と泉君とそれぞれ1つずつ受け取った。
「意外とでけぇな、これ‥‥‥」と横で言う。
「‥‥‥ですね」
紙の器に入っているとはいえ、
はみ出しているところを見ると、「置いてある」という表現の方が正しいのかも。
「よくこんなの入るよなぁ」なんて言っている。
私もそう思う。
____それにしても、と周りに視線を巡らせる。



