淡色の君と、透明なセカイ

アトラクションの列に並ぶ。

さっきまでと違って、幾重にも折り重なった最後尾。

これでも短い方だというのだから、気が遠くなりそうだ。





「入れ物、さっきかわいいのあったから買ってきてよー!!」ポップコーンと一緒に買えるからさ、なんて言っている。


「パシるな」自分で行けよ、とお財布の中身を見ている。


「なんか買う?」


「小腹空いた」


「俺も」


「あ!!んじゃ、あれがいい!!スモークチキン!!」


「なんじゃそりゃ」そんなんあんのかよ?と場所を確認している。


「じゃあ俺もそれにしようかなー」


「え、なに、結局おれが買ってくんの?」


「え?行ってくれるんじゃないの?」お金渡すからさ?とお財布から1万円札をぴらっと出す。


そ、そんな、大金を‥‥‥‥‥‥。


「5000円札とかねぇのかよ」