「あらあら、今日はお姫様なのね~」
ほのぼのと萌々香たちを眺め、ときにはスマホでの撮影を頼まれる。
一緒に撮りたいと言いながら自撮りの仕方がわからないというので、結局萌々香が操作して自撮りした。
ご高齢の方からしたら、萌々香も美穂もかわいい孫の一人くらいの気持ちでいるのかもしれず、かわいがってくれる。それはうれしいのだが。
やはりこの姿は恥ずかしい。
お昼になっていったん奥へ下がる。
昼食をとってから表へ出ると、美穂は普通の服に戻っていた。八百屋らしくエプロンをつけている。
「う、裏切り者っ!」
「体が冷えちゃったのよ。女性に冷えは大敵だから」
美穂はへらへらと笑って答えた。
たった一人でこんな目立つかっこうなんて。
萌々香も着替えてしまいたい。が、母が「せっかく作ったのに」と落ち込む姿を想像するとそれもできなかった。
ほのぼのと萌々香たちを眺め、ときにはスマホでの撮影を頼まれる。
一緒に撮りたいと言いながら自撮りの仕方がわからないというので、結局萌々香が操作して自撮りした。
ご高齢の方からしたら、萌々香も美穂もかわいい孫の一人くらいの気持ちでいるのかもしれず、かわいがってくれる。それはうれしいのだが。
やはりこの姿は恥ずかしい。
お昼になっていったん奥へ下がる。
昼食をとってから表へ出ると、美穂は普通の服に戻っていた。八百屋らしくエプロンをつけている。
「う、裏切り者っ!」
「体が冷えちゃったのよ。女性に冷えは大敵だから」
美穂はへらへらと笑って答えた。
たった一人でこんな目立つかっこうなんて。
萌々香も着替えてしまいたい。が、母が「せっかく作ったのに」と落ち込む姿を想像するとそれもできなかった。