真白は女性の後を黙ってついていった。
「あの、お名前を伺ってもいいですか?」
女性がくるりと振り向いた。
「ん?私は…」
女性が言いかけたとき、近くで爆発音がした。
「何⁈」
真白は驚いて耳を塞いだ。
「向こうからだ!」
二人は急いで爆発音が聞こえた方向に向かった。
そこでは要と隼人が女と戦っている最中だった。
「要!隼人!」
真白が近づこうとしたとき、女性が止めた。
「危険だ!君は下がっていろ!」
「でもっ!」
要と隼人は邪気に囲まれていた。
「私がやろう」
女性は、さっきの鈴を鳴らした。
すると、邪気が一瞬で消えた。
「え?」
突然のことに要と隼人は戸惑っていた。
「邪気が!どうして!」
要と隼人を攻撃していた女は、混乱しているようだった。
「お前だな。屋敷を邪気で溢れ返させていたのは」
「な、何よ?あなた!」
鈴だけで一瞬にして多くの邪気を消し去ってしまったことに女は取り乱していた。
「私は退魔師。桜咲渚。お前を祓いに来たものだ」
(えっ桜咲⁈)
要と隼人も驚いた顔をしている。
「私を祓いに?」
「だってお前はあやかしだろう?それとも誰かの式神か?」
「私は、綾女様の式神だ」
「他にも式神がいるようだな。前から邪気が多いと聞いてはいたが、これほどとは…湊を呼んで正解だったな」
(やっぱりこの人、生徒会長のこと知ってるんだ)
何か関わりがあるのだろうか?
同じ苗字だから親戚かもしれないと真白は思った。
「その綾女と言うのはどこにいる?会わせろ」
渚が鋭い目つきで睨んだ。
「綾女様はおまえごときが話せる相手じゃないのよ!」
黒い邪気が渚に向かって飛んで来た。
それも鈴で浄化した。
「次はお前だ」
渚は女に鈴を向けた。
慧と千輝は、春香と真白を探して屋敷の中を歩いていた。
「無駄に広いな。これじゃあ、時間がかかってしょうがない」
慧は、紙に何か書いて上に投げた。
それが一人で動き出した。
「あれを追うぞ」
「はい」
そのまま追っていくと春香が倒れていた。
慧と千輝は駆け寄った。
「おい!本条!しっかりしろ!」
慧が体を揺さぶると春香は目を開けた。
「ここは?そうだ私、真白を探して…」
「どうやってここに来たの?」
千輝がしゃがんで聞いた。
「あの、お名前を伺ってもいいですか?」
女性がくるりと振り向いた。
「ん?私は…」
女性が言いかけたとき、近くで爆発音がした。
「何⁈」
真白は驚いて耳を塞いだ。
「向こうからだ!」
二人は急いで爆発音が聞こえた方向に向かった。
そこでは要と隼人が女と戦っている最中だった。
「要!隼人!」
真白が近づこうとしたとき、女性が止めた。
「危険だ!君は下がっていろ!」
「でもっ!」
要と隼人は邪気に囲まれていた。
「私がやろう」
女性は、さっきの鈴を鳴らした。
すると、邪気が一瞬で消えた。
「え?」
突然のことに要と隼人は戸惑っていた。
「邪気が!どうして!」
要と隼人を攻撃していた女は、混乱しているようだった。
「お前だな。屋敷を邪気で溢れ返させていたのは」
「な、何よ?あなた!」
鈴だけで一瞬にして多くの邪気を消し去ってしまったことに女は取り乱していた。
「私は退魔師。桜咲渚。お前を祓いに来たものだ」
(えっ桜咲⁈)
要と隼人も驚いた顔をしている。
「私を祓いに?」
「だってお前はあやかしだろう?それとも誰かの式神か?」
「私は、綾女様の式神だ」
「他にも式神がいるようだな。前から邪気が多いと聞いてはいたが、これほどとは…湊を呼んで正解だったな」
(やっぱりこの人、生徒会長のこと知ってるんだ)
何か関わりがあるのだろうか?
同じ苗字だから親戚かもしれないと真白は思った。
「その綾女と言うのはどこにいる?会わせろ」
渚が鋭い目つきで睨んだ。
「綾女様はおまえごときが話せる相手じゃないのよ!」
黒い邪気が渚に向かって飛んで来た。
それも鈴で浄化した。
「次はお前だ」
渚は女に鈴を向けた。
慧と千輝は、春香と真白を探して屋敷の中を歩いていた。
「無駄に広いな。これじゃあ、時間がかかってしょうがない」
慧は、紙に何か書いて上に投げた。
それが一人で動き出した。
「あれを追うぞ」
「はい」
そのまま追っていくと春香が倒れていた。
慧と千輝は駆け寄った。
「おい!本条!しっかりしろ!」
慧が体を揺さぶると春香は目を開けた。
「ここは?そうだ私、真白を探して…」
「どうやってここに来たの?」
千輝がしゃがんで聞いた。