二、三日後、佐藤がお見舞いに来てくれた。
大量のお菓子を持って。
「やっほ〜。元気?」って。
嬉しかった。
ただただ、嬉しかった。
親はお見舞いには来てくれない。
お母さんは会社第一。
娘よりも会社。
お父さんは私が小さな時に死んでしまった。
私を車からかばって。
それまでは楽しい生活だった。
なのに…。
お父さんがいなくなってから
お母さんは変わってしまった。
私を育てていくために…。
私のせい。
お父さんが死んじゃったのも、
結局全部、私のせい。
全部全部、全部全部。
そう思って布団に潜った。
そしてそのまま眠ってしまった。