君のいない夏

部屋でちょっと休憩した後、外に出た。
自然豊かで森の中の別荘みたい。
バスに乗り込んだ。
少し乗ると賑やかな場所が見えてきた。
そこは商店街みたいにお店がたくさんある。
さっきから夏樹と全然話してない。
夏樹はーー。
綺麗な顔をしていた。
目がキラキラしてて、楽しそう。
「こうゆうところ、きたことないの?」
「あぁ、旅行に行ったこともないんだ。
初めての旅行が灯里とでとっても安心。」
「それはよかった。
ねえ、お腹すいちゃった。
なんか食べない?」
「そうしよう。
なんだかんだ言って12時だね。
何食べる?」
「え〜。
迷っちゃうよ。
あっ、あれにしよう。」
私が見つけたのはおにぎり屋さん。
目の前で作ってくれるみたい。
こんなお店、私の家の近くにないなぁ。
家の近くにできないかな?
そんなことを思っていると順番が回ってきた。
「ご注文は何にされますか?」
「えっと、僕は、、、しゃけ一つ」
「え〜っと、私は明太子一つください。」
「わかりました。
少々お待ちください。」
「楽しみだね〜。
しゃけ、一口ちょうだい?」
「僕も聞こうと思ってました。
半分こしましょう。」
「やった〜。」