不思議な君が死んでから少しはあの空を
見上げようと努力している。
今日もひどく青い。
君は見ているかな。そうだといいな。
君のいない夏は味がない。
「後悔」そんな言葉が頭をよぎる。
後悔はしていない。
君は私を救ってくれたんだね。
でも、会いたい。
それだけだった。
なんで助けてくれたんだろう。
もう質問も答えは一生返ってこない。
ため息をつく。
でもふと思う。
君は私を救ってくれた。
私に命を託してくれたんだ。
ありがとう。
私の声は聞こえているかな?
明日は夏の終わり、
そして君の命日だ。