桜と出会ったのは高校の行く途中の電車だった。
満員電車はいつものことのため僕の定位置がある。
乗る人も大体どの人かわかってきた。
すると僕の定位置の目の前には桜が座っていた。
焦りつつも見ない間に女の子らしさが増していた。
中学のときの髪型はボブだったのに見ない間にロングになってさらに可愛くなっていた。
僕は桜のことに気づかないふりをしたが、やはりバレてしまう。
(目の前にいると気づくよな…笑)
ちらちらと僕の方を見る桜。
僕は目線を合わせまいと目をそらすが小さな声で僕に向かって話してきた。
「もしかして…春斗?」
「そうだよ…」
久しぶりに話すからかものすごい緊張だ。
「その制服って男子校!?」
「そうだけど…何か?」
「おそろいじゃ〜ん」
にやにやと僕のことを見る。
「私も女子校!」
これは正直驚いた。
男女問わず仲良かった桜が共学じゃなくて女子校に行ったのは予想外だった。
「な、なんで女子校!?
みんなと仲いいから共学だと思ってた」
「やだな〜。みんなと仲いいからって決めつけないでよね!」
ムスッとした顔でこちらを見てきた。
「色々ね、理由があるのよ。」
急に真面目になった桜はどこか悲しげで寂しそうな顔をしていた。
しばらくの沈黙後に僕はもう一度仲良くなるチャンスなんじゃないか?と思い桜に話しかけた。
満員電車はいつものことのため僕の定位置がある。
乗る人も大体どの人かわかってきた。
すると僕の定位置の目の前には桜が座っていた。
焦りつつも見ない間に女の子らしさが増していた。
中学のときの髪型はボブだったのに見ない間にロングになってさらに可愛くなっていた。
僕は桜のことに気づかないふりをしたが、やはりバレてしまう。
(目の前にいると気づくよな…笑)
ちらちらと僕の方を見る桜。
僕は目線を合わせまいと目をそらすが小さな声で僕に向かって話してきた。
「もしかして…春斗?」
「そうだよ…」
久しぶりに話すからかものすごい緊張だ。
「その制服って男子校!?」
「そうだけど…何か?」
「おそろいじゃ〜ん」
にやにやと僕のことを見る。
「私も女子校!」
これは正直驚いた。
男女問わず仲良かった桜が共学じゃなくて女子校に行ったのは予想外だった。
「な、なんで女子校!?
みんなと仲いいから共学だと思ってた」
「やだな〜。みんなと仲いいからって決めつけないでよね!」
ムスッとした顔でこちらを見てきた。
「色々ね、理由があるのよ。」
急に真面目になった桜はどこか悲しげで寂しそうな顔をしていた。
しばらくの沈黙後に僕はもう一度仲良くなるチャンスなんじゃないか?と思い桜に話しかけた。