夜、キッチンカウンターで明日買う食材をメモしながらひとり夕食を食べているとちひろが部屋に入ってきた。
ちひろは戸棚からお菓子を取り出すとバスケットに入れていく。
「ねぇちひろ、夜ご飯足りなかったの?」
「ううんこれは先生に出すお菓子。
週に4日家庭教師の先生から勉強を教わってるの」
「えっそうだったの?全然知らなかった」
「今のままだと目指してる大学に行けないの。
僕は両親の会社を絶対に継ぐって決めているからその為にはいっぱい頑張らなきゃなんだ」
そう話すちひろからは強い意志を感じた。
怖がりでちょっと弱虫なちひろにそんな部分があることを初めて知った。
こうしてここで過ごす中で、知らなかったことをたくさん知っていくのかもしれない。
「真琴にもあるんだよ」
ちひろはテーブルの上にわたしの好きなグミを置くと「じゃあ、僕はお勉強してくるね」と部屋を出て行った。
ちひろは戸棚からお菓子を取り出すとバスケットに入れていく。
「ねぇちひろ、夜ご飯足りなかったの?」
「ううんこれは先生に出すお菓子。
週に4日家庭教師の先生から勉強を教わってるの」
「えっそうだったの?全然知らなかった」
「今のままだと目指してる大学に行けないの。
僕は両親の会社を絶対に継ぐって決めているからその為にはいっぱい頑張らなきゃなんだ」
そう話すちひろからは強い意志を感じた。
怖がりでちょっと弱虫なちひろにそんな部分があることを初めて知った。
こうしてここで過ごす中で、知らなかったことをたくさん知っていくのかもしれない。
「真琴にもあるんだよ」
ちひろはテーブルの上にわたしの好きなグミを置くと「じゃあ、僕はお勉強してくるね」と部屋を出て行った。