「あのな、真琴がうちに来ることについて昨日家族で話し合ったんだけど反対されてしまったんだ。
実は、真琴のお父さんには今までに何度もお金を貸していてな、
それがほんの少しずつは返ってきているんだけど少し返してはその倍借りていくもんだからうちのかみさんが怒ってて……」
お母さんの弟であるおじさんにまでお金を借りているとは思わなかった。
とにかくお金の面で最悪なお父さんは、自分の兄弟からも親からもお金を借りている。
だからお父さんの方の親戚に頼る訳に行かず、利幸おじさんに連絡をしたのにまさかそっちからもお金を借りていたとは。
「いくら借りているの?」
「それはいいんだ。真琴は気にするな、それより本当にごめんな。光熱費と少しだけど真琴に渡せるお金があったから」
「えっいいよそんなの、わたしは大丈夫だから」
「たぶん真琴はそう言って受け取らないと思ったから、玄関扉の郵便受けに入れておいたよ。
この暑い中電気もガスも停められて水道まで停められたら冗談なしで死んでしまうぞ。
できるだけのことは協力するからまた困ったらいつでも連絡しておいで。
それにしてもお父さんどこに行ったんだろうな。
高校生の娘を一人家に残して急に居なくなるなんて……」
「うん……。ありがとうおじさん、そのうち絶対に返すから」
「いいからいいから」
実は、真琴のお父さんには今までに何度もお金を貸していてな、
それがほんの少しずつは返ってきているんだけど少し返してはその倍借りていくもんだからうちのかみさんが怒ってて……」
お母さんの弟であるおじさんにまでお金を借りているとは思わなかった。
とにかくお金の面で最悪なお父さんは、自分の兄弟からも親からもお金を借りている。
だからお父さんの方の親戚に頼る訳に行かず、利幸おじさんに連絡をしたのにまさかそっちからもお金を借りていたとは。
「いくら借りているの?」
「それはいいんだ。真琴は気にするな、それより本当にごめんな。光熱費と少しだけど真琴に渡せるお金があったから」
「えっいいよそんなの、わたしは大丈夫だから」
「たぶん真琴はそう言って受け取らないと思ったから、玄関扉の郵便受けに入れておいたよ。
この暑い中電気もガスも停められて水道まで停められたら冗談なしで死んでしまうぞ。
できるだけのことは協力するからまた困ったらいつでも連絡しておいで。
それにしてもお父さんどこに行ったんだろうな。
高校生の娘を一人家に残して急に居なくなるなんて……」
「うん……。ありがとうおじさん、そのうち絶対に返すから」
「いいからいいから」