スケッチブックを買って家に向かう。
その足取りは軽い。
どんな絵を描こうか考える。
それだけですでに楽しい。
家までは後少し。
バス停の前を通り過ぎる直前、ちひろが飛び出てきた。
「真琴~会えないかと思ったよぉ」
「ちひろ、どうしてここに?」
「だって理斗が遠いところに行っちゃったから真琴が心配で待ってたんだよ」
ちひろはやっぱり可愛い。
「ありがとうちひろ!」
わたしはちひろを抱きしめた。
「うん、でも何か真琴元気そうだね」
「ちひろに会えたからだよっ」
「僕、役に立ったの?」
「うん」
「本当に?」
「本当に」
「真琴がそう言うなら」
青空の下、久しぶりにちひろと肩を並べて歩いた。
「ねぇ真琴?」
「ん?」
「春の匂いがするねっ」
「そうだね」
「あのね、僕真琴と理斗のこと応援することにしたんだよ。だから僕と真琴はずーっと友達」
暖かい春の風が髪の毛を揺らす。
わたし達は空を見上げた。
そこには青い空と白い雲が果てしなく広がっていた。
「ねぇちひろ、今からうちに来ない?」
「えっ!真琴の家!?行く!」
「驚くよ~きっと」
~fin~
その足取りは軽い。
どんな絵を描こうか考える。
それだけですでに楽しい。
家までは後少し。
バス停の前を通り過ぎる直前、ちひろが飛び出てきた。
「真琴~会えないかと思ったよぉ」
「ちひろ、どうしてここに?」
「だって理斗が遠いところに行っちゃったから真琴が心配で待ってたんだよ」
ちひろはやっぱり可愛い。
「ありがとうちひろ!」
わたしはちひろを抱きしめた。
「うん、でも何か真琴元気そうだね」
「ちひろに会えたからだよっ」
「僕、役に立ったの?」
「うん」
「本当に?」
「本当に」
「真琴がそう言うなら」
青空の下、久しぶりにちひろと肩を並べて歩いた。
「ねぇ真琴?」
「ん?」
「春の匂いがするねっ」
「そうだね」
「あのね、僕真琴と理斗のこと応援することにしたんだよ。だから僕と真琴はずーっと友達」
暖かい春の風が髪の毛を揺らす。
わたし達は空を見上げた。
そこには青い空と白い雲が果てしなく広がっていた。
「ねぇちひろ、今からうちに来ない?」
「えっ!真琴の家!?行く!」
「驚くよ~きっと」
~fin~