「たぶん僕がここに居られるのはそう長くないかもしれない。
だからといって真琴の貴重な時間を奪っていいということにはならないんだけど」
「どのくらい……この世に居られるの?」
「わからない。突然消えてしまいそうな気もするし、僕の意思でどうにでもなりそうな気もする」
「そうなんだ。瑞樹の期待に応えられるかわからないけど、
あと3日で夏休みだし時間はたっぷりあるからできることは協力するよ」
「本当に?」
瑞樹があまりに目を輝かせるから引いてしまう。
「わたしなんて何の役にも立たないと思うよ」
瑞樹は首を横に振るとブレザーのポケットからスマホを取り出し画面をわたしに向けた。
「タイマー?」
「そう。僕が今日こうしてられる時間はあと30分。
どういう訳か僕は1日に4時間しか行動することが出来ないみたいなんだ。
後は家の自室で眠っている状態。
真琴はさっき、夏休みまであと3日って言ってたね。
3日後また会えないかな?」
「わかった」
瑞樹はスマホをポケットにしまうと立ち上がる。
「送っていくよ」
瑞樹が相手では時間が遅いのは断る理由にならない。
「ありがとう…」
瑞樹はにっこり微笑むとベンチから立ち上がり、わたしが荷物を持って立つのを確認すると歩き始めた。
だからといって真琴の貴重な時間を奪っていいということにはならないんだけど」
「どのくらい……この世に居られるの?」
「わからない。突然消えてしまいそうな気もするし、僕の意思でどうにでもなりそうな気もする」
「そうなんだ。瑞樹の期待に応えられるかわからないけど、
あと3日で夏休みだし時間はたっぷりあるからできることは協力するよ」
「本当に?」
瑞樹があまりに目を輝かせるから引いてしまう。
「わたしなんて何の役にも立たないと思うよ」
瑞樹は首を横に振るとブレザーのポケットからスマホを取り出し画面をわたしに向けた。
「タイマー?」
「そう。僕が今日こうしてられる時間はあと30分。
どういう訳か僕は1日に4時間しか行動することが出来ないみたいなんだ。
後は家の自室で眠っている状態。
真琴はさっき、夏休みまであと3日って言ってたね。
3日後また会えないかな?」
「わかった」
瑞樹はスマホをポケットにしまうと立ち上がる。
「送っていくよ」
瑞樹が相手では時間が遅いのは断る理由にならない。
「ありがとう…」
瑞樹はにっこり微笑むとベンチから立ち上がり、わたしが荷物を持って立つのを確認すると歩き始めた。