1人でスタンプラリーをする気にはなれず、
どこかゆっくり時間を過ごせる場所を探した。
ところが、どこに行っても生徒だらけでガヤガヤと騒がしく、
2階の非常階段のドアを開けるとハグをしているカップルと目が合い慌ててドアを閉めると1階へと駆け下りた。
「びっくりしたぁ」
靴を履き替え、体育館の裏へと向かう。
そこなら日陰で涼しいしきっと誰も居ない。
9月とはいえまだまだ強い日差しが降り注ぐ中、体育館裏に行くと誰も居ないと思っていたそこに理斗君が居た。
「り、理斗君、ここで休憩しているの?」
「あぁ。中はうるさくて仕方がないから。お前もか?」
「うん」
「スタンプラリーは?」
「途中まで回ったんだけどちひろ、教室に戻らなきゃいけなくなって」
「そっか。ていうかそんなところに突っ立ってないでこっちに座れよ」
どこかゆっくり時間を過ごせる場所を探した。
ところが、どこに行っても生徒だらけでガヤガヤと騒がしく、
2階の非常階段のドアを開けるとハグをしているカップルと目が合い慌ててドアを閉めると1階へと駆け下りた。
「びっくりしたぁ」
靴を履き替え、体育館の裏へと向かう。
そこなら日陰で涼しいしきっと誰も居ない。
9月とはいえまだまだ強い日差しが降り注ぐ中、体育館裏に行くと誰も居ないと思っていたそこに理斗君が居た。
「り、理斗君、ここで休憩しているの?」
「あぁ。中はうるさくて仕方がないから。お前もか?」
「うん」
「スタンプラリーは?」
「途中まで回ったんだけどちひろ、教室に戻らなきゃいけなくなって」
「そっか。ていうかそんなところに突っ立ってないでこっちに座れよ」