放課後、帰り支度が終わると葵ちゃんにメッセージを送った。
夏休みが終わってから毎日葵ちゃんと登下校を一緒にしている。
だけど学校での話は一度もしたことがない。
こちらからは何も聞かないと決めていた。
学校を出ると、カフェで出すメニューのことを考えながら葵ちゃんの学校へと向かった。
いろんなメニューが思い浮かぶけど、みんなが簡単に作れるものとなると思いつくメニューは次々と却下されていく。
フードメニューを考えるのは一旦止め、ドリンクメニューを考えることにした。
いくつかメニューが決まったところで学校の前に到着し、葵ちゃんを待つこと5分。
校舎から出てきた葵ちゃんを見つけ手を振ろうとした瞬間、
とんでもない光景を目の当たりにした。
葵ちゃんのすぐ後ろを歩いていた3人組の女子の1人がガムを食べると丸めた包み紙を葵ちゃんに投げたのだ。
「あっ!」
包み紙が頭に当たると、笑いが起こる。
葵ちゃんは振り返ることも歩く速度を変えることも表情を変えることもしない。
夏休みが終わってから毎日葵ちゃんと登下校を一緒にしている。
だけど学校での話は一度もしたことがない。
こちらからは何も聞かないと決めていた。
学校を出ると、カフェで出すメニューのことを考えながら葵ちゃんの学校へと向かった。
いろんなメニューが思い浮かぶけど、みんなが簡単に作れるものとなると思いつくメニューは次々と却下されていく。
フードメニューを考えるのは一旦止め、ドリンクメニューを考えることにした。
いくつかメニューが決まったところで学校の前に到着し、葵ちゃんを待つこと5分。
校舎から出てきた葵ちゃんを見つけ手を振ろうとした瞬間、
とんでもない光景を目の当たりにした。
葵ちゃんのすぐ後ろを歩いていた3人組の女子の1人がガムを食べると丸めた包み紙を葵ちゃんに投げたのだ。
「あっ!」
包み紙が頭に当たると、笑いが起こる。
葵ちゃんは振り返ることも歩く速度を変えることも表情を変えることもしない。