元夫は、毎晩遅くまでフラフラしていた。
それはいつもと変わらないのだが…
刑務所で知り合った友達と、その彼女が
一緒に遊びに来たり、そんな日もあった。
その彼女は、隣の県の子で…
慕って来たので
その彼女とは、たまにメールしたり
電話したりしていた。
ちょっと変わった子だったから
正直、軽くあしらっている感じだった。
ある日、その彼女から電話があった。
「お姉ちゃん。私ね、お姉ちゃんに言わないとけないことがある」
ためらいながら、彼女は話し始めた。
「実はお兄ちゃん(元夫)が話があると言って
会いに来た。それで、ホテルに連れて行かれて
薬を打たれた。それで関係を持ってしまった。
お姉ちゃん、本当にごめんね」
衝撃的だった…
元夫は、前の事件の時は友達の奥さんの家に行っていたし
怪しかったけど…
それまでは、女遊びをしたことが無かった。
クズだけど、マメだし覚せい剤をしても
女に狂うことは無かった…
元夫に彼女から電話があったことを話すと
「あの娘はおかしいし、構って欲しいから
嘘を言ってるんだろ。本気で聞かなくていいよ」
と言った。
1回目の人生の時は、
確かにおかしい娘だったので…
その言葉を信じてしまった。
でも、おそらく本当のことだったんだろう…
その後は、二人の関係が続いている感じは無かった。
それから元夫は
朝になっても帰って来ていない
ということが増えて行った。
元夫は朝帰りをすることはなく
夜中に帰って来ることが多かった。
私は、疲れて先に寝てしまうのだが
夜中に目が覚めて、元夫がいなかったら
そこから眠れなくなってしまう。
赤い目をして会社に行くことも…
次の日、会社から帰っても元夫は帰っていなかったことも…
この頃、私は捜査員の人に
元夫が帰って来ないと
電話をして相談したりしていた。
元夫が出所してから連絡は取りあって
いたようなので
「自分からも連絡をしてみる」
と言ってくれ、色々と話を聞いてくれた。
元夫が帰って来た時に
問い詰めてみると
「知り合いに頼まれて友達の母子家庭の妹家族の面倒を見ている。
変な関係ではない」と私に話した。
そんな話はデタラメなのは知ってるよ…
と思いながら話を聞いて
信じた振りをしていた。
1度目の人生は、本当に信じていたのかもしれない…
それから、ある夜
知り合いの奥さんから電話があって
「元夫が誰かと揉めて警察署に連れて行かれたけど
飲んでいて暴れそうだから、従業員に運転させて家に帰すね」
そう言ってくれた。
尿検査はされなかったようだった。
とりあえず、マンションの下に車を停めて貰った。
元夫は、酔っ払っていて睡眠薬も一緒に飲んでいるようだった。
話もできる状態ではない。
そのまま、寝かせた。
翌朝、奥さんにお礼の電話を入れると
「あれは、覚せい剤やってるね。
匂いがすごかったよ」
と言われた。
分かってます。と思いながら…
知らない振りをした。
マンションの下に停めて貰ったけれど
邪魔になるので、車を動かすのに
元夫の友達に来て貰って
駐車場まで動かして貰ったが
その時の彼の様子があまりにも
いつもと違っていた。
覚せい剤を効かせていたのだろう。
元夫には、そんな型がなく分かりにくい。
でもウロウロするのが、元夫の型なんだろうと
捜査員の人が言っていたのを思い出した。
元夫は、何も知らず眠っていた…
でも、目を覚ましてから起こることを
私は知っている…
それはいつもと変わらないのだが…
刑務所で知り合った友達と、その彼女が
一緒に遊びに来たり、そんな日もあった。
その彼女は、隣の県の子で…
慕って来たので
その彼女とは、たまにメールしたり
電話したりしていた。
ちょっと変わった子だったから
正直、軽くあしらっている感じだった。
ある日、その彼女から電話があった。
「お姉ちゃん。私ね、お姉ちゃんに言わないとけないことがある」
ためらいながら、彼女は話し始めた。
「実はお兄ちゃん(元夫)が話があると言って
会いに来た。それで、ホテルに連れて行かれて
薬を打たれた。それで関係を持ってしまった。
お姉ちゃん、本当にごめんね」
衝撃的だった…
元夫は、前の事件の時は友達の奥さんの家に行っていたし
怪しかったけど…
それまでは、女遊びをしたことが無かった。
クズだけど、マメだし覚せい剤をしても
女に狂うことは無かった…
元夫に彼女から電話があったことを話すと
「あの娘はおかしいし、構って欲しいから
嘘を言ってるんだろ。本気で聞かなくていいよ」
と言った。
1回目の人生の時は、
確かにおかしい娘だったので…
その言葉を信じてしまった。
でも、おそらく本当のことだったんだろう…
その後は、二人の関係が続いている感じは無かった。
それから元夫は
朝になっても帰って来ていない
ということが増えて行った。
元夫は朝帰りをすることはなく
夜中に帰って来ることが多かった。
私は、疲れて先に寝てしまうのだが
夜中に目が覚めて、元夫がいなかったら
そこから眠れなくなってしまう。
赤い目をして会社に行くことも…
次の日、会社から帰っても元夫は帰っていなかったことも…
この頃、私は捜査員の人に
元夫が帰って来ないと
電話をして相談したりしていた。
元夫が出所してから連絡は取りあって
いたようなので
「自分からも連絡をしてみる」
と言ってくれ、色々と話を聞いてくれた。
元夫が帰って来た時に
問い詰めてみると
「知り合いに頼まれて友達の母子家庭の妹家族の面倒を見ている。
変な関係ではない」と私に話した。
そんな話はデタラメなのは知ってるよ…
と思いながら話を聞いて
信じた振りをしていた。
1度目の人生は、本当に信じていたのかもしれない…
それから、ある夜
知り合いの奥さんから電話があって
「元夫が誰かと揉めて警察署に連れて行かれたけど
飲んでいて暴れそうだから、従業員に運転させて家に帰すね」
そう言ってくれた。
尿検査はされなかったようだった。
とりあえず、マンションの下に車を停めて貰った。
元夫は、酔っ払っていて睡眠薬も一緒に飲んでいるようだった。
話もできる状態ではない。
そのまま、寝かせた。
翌朝、奥さんにお礼の電話を入れると
「あれは、覚せい剤やってるね。
匂いがすごかったよ」
と言われた。
分かってます。と思いながら…
知らない振りをした。
マンションの下に停めて貰ったけれど
邪魔になるので、車を動かすのに
元夫の友達に来て貰って
駐車場まで動かして貰ったが
その時の彼の様子があまりにも
いつもと違っていた。
覚せい剤を効かせていたのだろう。
元夫には、そんな型がなく分かりにくい。
でもウロウロするのが、元夫の型なんだろうと
捜査員の人が言っていたのを思い出した。
元夫は、何も知らず眠っていた…
でも、目を覚ましてから起こることを
私は知っている…