「実は君に話したいことがあるんだ。君の前世についてね」

蘇芳は、そう言うと、真白の前で手をかざした。

すると、あたりの景色が変わった。

「なんなの?これ」

夜だったはずの景色が昼になり、桜の花びらが散っている。

「今から見せるのは、彩葉の記憶全てだ」