「なんだ、つまんないのー」

由香はそう言って、唇を尖らせた。

「お待たせしました」

注文したものが運ばれてきた。

「わぁ、美味しそう!」

由香は目の前のスイーツに目を輝かせた。

グラスの中にフルーツやアイスが入ったパフェが二人分置かれた。

「明日までだよね、文化祭の係決めるの」

パフェを見て思い出したらしい。

「真紀はどうするの?」

「私はまだ決めてない。由香は何にするか決めた?」