「俺、そろそろ帰る」

「うん。私もそろそろ帰ろうかな」

本当はもっと一緒にいたかった。

帰るのが、少し名残惜しかった。


次の日は、学校で文化祭の出し物についてクラスで話し合った。

私たちのクラスは、カフェをやることになった。

「では、各自やりたい係を明日までに決めておいてください」

学級委員がそう言って、その日の話し合いは終わった。


「ねぇ、真紀。このあとカフェ行かない?期間限定スイーツがあるの。一緒に食べよう」