「できるかな?」

「山下がちゃんと話そうとすればな。本当の友達だったら、ちゃんと話を聞いてくれるはずだ」

玲奈…

「ありがとう、瀬戸くん」

もう一度、玲奈と話してみよう。

きっと、私の話を聞いてくれる。

「うん」

瀬戸くんにお礼を言って、家に帰った。