桜の花が咲きほこり。最後の制服で校門をくぐる。
風に揺らされて桜がシャワーのようにかかってくる。

「おーい。」

「おっ!やっほー!」

「遅くなってごめん。」

「いいよ。じゃあ行くか。」

私は、彼の手を握る。肩と肩があたる近距離。

高校の卒業式。君と巡り会って3年。
もちろん私は、また同じ高校に入学していた。
そしてもう1人もそうだったのだ。

山江駅から電車を乗り継ぎ、行き先地に向かう。
今日は、急に呼ばれたため、急ぎめで、
向かうことにした。

「あー懐かしいね、。」「あーそうだな。」