優音に追いついて、二人で学校に向かって歩いていると、
「あっ、やべぇ、忘れ物した」
「何忘れたの?」
「えっと〜、、、教科書!英語の教科書忘れた。取りに帰るから、志帆は気にせず行ってて」
「分かった」
「じゃあな」
そう言って優音は私とは反対方向に走り出し、二人で歩いてきた道を戻って行った。
その背中を見てふと、悪い予感が頭をよぎった。優音がどこか、私の手の届かないところに行ってしまうような、そんな気がしてしまった。
「そんなことありえない」と自分の心に言い聞かせ、私は中学校に向かって歩き出した。
優音が忘れ物をして思い出したけど、そう言えば優音って、昔から抜けてるところあったよね。
玄関にお弁当を忘れたって言って、今日のように走っていったこともあったっけなあ。
昔の優音の姿が蘇ってきて、自然と笑顔になる。
しばし過去の思い出へと旅をしている間に、中学校に着いた。
「志帆、おはよう」
「おはよう、瑠香」
瑠香は一番仲がいい友達だ。
でも私には、なんでも話せる親友みたいな人はいない。
欲しいと思ったことがないわけではないけれど、ありのままの自分を見せることに抵抗がある。
ありのままの自分を取り繕ってしまう癖がずっと抜けない。
そんな私はつらいことがあっても自分の中にしまい込んでしまうタイプだ。
他人に自分の弱さを見せることができる、そんな強い人になりたいと思う自分もいる。
でも、変わらないことで、今のままでいることで、弱い自分を守っているのかもしれない。
「あっ、やべぇ、忘れ物した」
「何忘れたの?」
「えっと〜、、、教科書!英語の教科書忘れた。取りに帰るから、志帆は気にせず行ってて」
「分かった」
「じゃあな」
そう言って優音は私とは反対方向に走り出し、二人で歩いてきた道を戻って行った。
その背中を見てふと、悪い予感が頭をよぎった。優音がどこか、私の手の届かないところに行ってしまうような、そんな気がしてしまった。
「そんなことありえない」と自分の心に言い聞かせ、私は中学校に向かって歩き出した。
優音が忘れ物をして思い出したけど、そう言えば優音って、昔から抜けてるところあったよね。
玄関にお弁当を忘れたって言って、今日のように走っていったこともあったっけなあ。
昔の優音の姿が蘇ってきて、自然と笑顔になる。
しばし過去の思い出へと旅をしている間に、中学校に着いた。
「志帆、おはよう」
「おはよう、瑠香」
瑠香は一番仲がいい友達だ。
でも私には、なんでも話せる親友みたいな人はいない。
欲しいと思ったことがないわけではないけれど、ありのままの自分を見せることに抵抗がある。
ありのままの自分を取り繕ってしまう癖がずっと抜けない。
そんな私はつらいことがあっても自分の中にしまい込んでしまうタイプだ。
他人に自分の弱さを見せることができる、そんな強い人になりたいと思う自分もいる。
でも、変わらないことで、今のままでいることで、弱い自分を守っているのかもしれない。



