半年が経過した立春。春の風を感じる。

 気づいたら、律を目で追ってしまう。これは恋という感情なのだろうか?…………恋だ。律のことが好きだ。言いたい。けど……けれどこの関係が終わる。そんな可能性が1%でもあるかも知れない。そう考えると言いだせない。

青空 「どうしよう言って良いのかな?どうしよ〜ひろか〜。」

ひろか「恋したことないから分からんけど、あの時より元気そうに見える。」

青空 「あの頃より幸せかも知れないけど、同じくらい苦しい。」

ひろか「そっか……。」