あれから不安を受け入れた。けれど、何か物足りない。不安があったところに穴が出来て、虚しい気持ち。昼休みの中庭でぼうっとしていた。そこにクラスメイトの律が現れた。

律 「青空(そら)さん。」

青空「はい?」

律 「古典のプリント。」

青空「?」

律 「だから何処に貰いに行けばいいの?」

青空「2職の東先生の所だよ。」

律 「どうも。」

 私は国語係。聞くのは良いが、言葉が足りなさ過ぎでは……。