感想ノート

  • 感想ノート、失礼します。

    上司に恋人ができたと知っても、恋心は簡単には消えなくて。
    二人の幸せすら願うことができなくて。
    だけど、そんなことを思ってしまう自分が許せなくて。
    それがとてもリアルに感じました。
    「あの子がイヤな子だったらよかったのに」という言葉にも、繭香の複雑な気持ちがこもっているように感じ、印象に残っています。
    そしてどんどん絶望に染まっていく繭香の前に現れた、希望のような光。
    気付けば繭香に感情移入していたので、航平の存在は、ヒーローのようでした。
    航平が見せる小さな優しさたちはとても温かくて、間違いなく、繭香の失恋の傷を癒しただろうなと思いました。
    今はまだ、悲しみの中にいるかもしれない。
    だけどきっと、繭香は前に進むことができる。
    そう予感できるラストもよかったです。
    余談ですが、言葉の節々からそうだろうな、とは感じ取りましたが、航平には、ストレートに言ってほしいですね。
    課長たちも、繭香たちも、幸せになれますように。

    素敵な物語を、ありがとうございました!

    碓氷澪夜 2024/07/16 10:36

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