その日の夜

上司との件を思い返し売り場で言ってしまった罪悪感が込み上げた私は………







忘れるかのようにお酒を飲みながらゲームをしていた。今日は約束の新しいコンテンツにシロと行く事になってる

彼はタンクで私はヒーラー

色んな意味でドキドキしていた…

殺さないようにサポートできるだろうか

今日あった事言えるだろうか

最近インしてるの少ないから私なんかしてしまったかなぁ

など

それに私は……

画面の向こうの彼を好きになってしまったから

線は引いていた

リアルと画面の向こうの人たちとの

けど、いつの日か惹かれるようになってて

言う言葉一つ一つが暖かくて

自分の事のように怒ったり笑ったりしてて

困っているなんて言ってないのにすぐ察知したかのように駆け付けて手を差し伸べてくれて

大丈夫といつも励ましてくれる優しさ

すべに惹かれてしまった

私は、どうしようも無いバカだ

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コンテツが終わると私たちはアイテム交換の為に中心街に向かった。

「すいません…ホントすいません…」謝る私に笑いながら
「大丈夫。いやでもいっぱい死んだなぁPTメンバー」とからかう

「ごめんなさい!!ホント誠に申し訳ございませんでした!!」とチャットを打ちつお酒を口にした

「てか、そろそろ落ちないといけないんじゃない?大丈夫?」と聞いてきた

確かに正直眠い

けど

「んー眠くないゆ」そう言うと


「いや、お眠タイムきてるじゃん誤字ってる!」

誤字?どこが??

「ううん、ねむない…それにもう少し一緒にいたい」

「…そっかwじゃあいい所連れてってあげる。秘密の場所」
そう言って彼はテレポした。私も釣られてテレポした

着いた場所は、紅葉が綺麗なエリア

「はい、じゃあこれに乗って行くよ」と言って乗り物を出し彼と私は、ある場所に向かった


うとうとしつつ画面を見るとそこには


到着した場所は、建物のてっぺん に2人

周りに広がるのは色とりどりの木々
優しく吹く風に

そして、宝石のように煌めく星々に時々流れ星


私は、思わずチャットで

「わぁぁ!なにこれ綺麗…こんな所あったの!?すごい」そう打っていた。

「あるんですよwここ俺のお気に入りの場所。誰にも教えてない」

そう言う彼の言葉に

「え、じゃあもう私知ったから秘密じゃないじゃん!?大丈夫なの?」と言い返した

私も秘密な場所はあるけど誰も行きたがらない所だし誰にも教えてない

「んーモカなら良いかなぁと思って」

返答はとても緩くてでもその返答が、とても嬉しくもある

「私ね、今日仕事で上司とぶつかったんだ。なんかもうカァッってなって後になってやっちゃたなぁと思うとなんか、しんどいし罪悪感が出てきて」


「あーなるほど。だから今日チャットに覇気がなかったのか」と納得する彼

「うん、でも元気でた。ありがとう」

「それは良かったw」そう言って彼は微笑んだ

「でも本当シロにはいつも敵わないなぁ。なんでこうすぐ分かるかなぁ」苦笑いしながらそう言うと


「モカは分かりやすいからwあとはまぁ、直感的な?」

「…隠してるつもりなんだけどなぁ、、うぅ」

悔しながらそう言うと彼はその様子を見て笑った。悔しいし、ちょっと恥ずかしいけど彼がいつも通り楽しそうに笑う姿を見ると それさえどうでもよく感じる。

あーー………私やっぱり…



「シロのそう言う所好きだなぁ…誰にでも優しくて前向きな所憧れる」そう彼に伝えると急に返答が無くなった。ほんの数秒だけ


ん?どうしたんだろ??なんか私言った……

チャットの流れをよく見ると

サラッと告白している感じになってた

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!と心の中で叫びながら私は、チャットを訂正する機能は無いかとメニューを開いたり調べたりしたが、このゲームにはそんなモノはあるはずでもなく…

「あ、いや…その人間として好きだなぁって意味でその尊敬するて言う感じで」慌てて誤魔化す私に彼は



「え?好きじゃないの?」と問いかけてきた


「えっと…その…好きだけど…その」

「俺はモカの事好きだけど」

え、、、


え、、、、え!?

「それとも好きじゃない?俺の事」と更に聞いてくる

「うっ……」

「あーあー…好きじゃないのか…そっか」と言いつ意地悪そうな顔をし私を見る

「好きです。人としてシロ自体も好きです…」顔を真っ赤になってる状態でそう伝えると

シロは、とても嬉しそうに微笑み


「じゃあモカ…俺の相方になってよ。ダメかな?」

そんな…そんなの断る理由あるわけないよ


「私で良ければよろしくお願いします」そう言って私もつられるように微笑んだ。

この時間の星空は、さっき見てた星空よりもひどく美しく感じた………