ヒィヒィしてるフレと合流し休憩エリアで喋っていると近くにさっきの人狼の男性が通っていた
「そんなに気になるあの人?」そうフレが言う
「そんなことは無いよ。その装備すごいなぁと思ってあれ高難易度コンテンツ装備だよね。初めて見たからつい」
「そっちか!!顔面じゃないのか!!」そう突っ込むフレ
「顔面は、二の次」
「ならば私が話しかけてこようではないか!」と言い走り出す
やば!そう本能で察しダッシュで追いかける
しかし間に合わずナンパしていた
「かっこいいね!今暇?」とありきたりな事を言いながら距離を詰めるフレ。
「まぁ、暇だけども」と答える男性
暇のかい!!
「じゃあ私たちと遊ばない?なんか暇そうにしてたから私は、サラ。あっちの白人狼はモカ。あ、ちなみに私男だからナンパじゃないよ」と笑いながら自己紹介。なんかサラッと暴露してるけども
男性は、戸惑いながらも笑って
「俺は、シロ。よろしく」そう言った。
サラが落ちてからも2人で朝近くなるまで喋っていた。
「え!?あのアニメ好きなんですか!?私も好きで特に黒髪のあの人が好きで。あのシーンなんか鳥肌もんで」そう語ると
彼は楽しそうに笑い
「ほんとに好きなんだね。そのアニメ俺もあのアニメ好きだけど優柔不断だからすぐ違うアニメにハマっちゃう」
「優柔不断でも良いですよそれぐらい色々な物に興味を増やせるのはいい事です」
「そうかなぁ。でもあれだなぁモカと話してるとあっという間に時間が過ぎていく。久しぶりだよこんなに楽しいの」そう言って微笑んだ
いつぶりだろう、誰からそう言って貰えるのは…心の中じわっと暖かくなるのを感じる
「また遊ぼう」そう言う彼に冗談言いたくなって
「じゃあ毎日会いに行こうかなぁw」なんて言うと彼は少し黙ったけども、すぐに微笑み
「毎日遊びに来ていいよw待ってる」そう言い返してきた。その日から私たちは毎日2人で行動するようになった。気づけばあの日決めた事さえ忘れていった。
仕事が終わるのが少しだけど楽しみなっていた
いつものように会いに行って
「ただいまー!遊ぼう」そう言うのが当たり前になって
お互いおかえりと言うようになった
プライベートの話をしたり愚痴を言い合ったり、語ったり
お互い隣に居るのが心地よくなってた
そんなある日
いつもの様に仕事をしていた。いつもと変わらない上司と先輩。3人で…
もうすぐクリスマスと言うビックイベントの為に売り場作りをしていた。周りが思ってる以上に結構大変な作業なのでこういう時は3人でやっている。
各コーナーのマネキンのPV
飾り付け
移動
POPの張り替えなど
ほぼ1日掛かる作業は、さすがに担当の私一人では難しいのでこの2人には、とても助かっているし、この作業は大変だけ結構好きでもある。
そのせいか、少し油断していた…
「神谷さん。ちょっと来なさい」そう威圧的な声が後ろから聞こえた。思わず体がビクっと震えた
恐る恐る振り返ると例の上司がそこに居た。不機嫌そうな顔で私を見ている
「えっと、なんでしょうか?」
「ちょっと話があるからバックに来なさい」と言ってくる。
「…は…」はいと言いかけた時、彼の言葉が脳裏に過ぎった。
『俺なら思ってる事ぶつける』
そう自分の立場で言った彼はかっこよかった
なにより怖いのもあるけど、イラついてる部分も私の中にあった。
「話ならここで聞きます」そう言い返した
「なっ…いいから来なさい」言い返されるとは思ってなかったのか、少し戸惑ってるようにも見える
言ってしまったと一瞬思ったが、ぶつけるタイミングはもう今日しかない。そんな気がした
「ここでは話せないんですか?仕事の事ですよね?」
8月から、8月からこの上司が来てから職場の空気が可笑しくなった。警戒しつつ顔色を疑う人もいれば、上手くいかないからと向こうに着く人やしょうがないと言って諦める人もいた…
他のチームに比べても分かるほどに家族の様なチームだった…
私も最初は、上手くやろうとした。仕事だから だけど弱い私には無理だった
いくら足掻いても
だけど、今日言いたくなった
「それから以前私が係長に相談し係長自らあなたと私の相談を受け持ってもらいましたが、理由としては色々あります。特にこのチームに対して協力ではなく自分のルールで動いてると言う事です。いくら上司でも助け合いが出来ないのはどうかと思います」
そう言うと上司は、は?と一言
「立場を考えなさい!私は自分の仕事をしてるの!!あなた達のようにひよこクラブみたいな事に付き合ってられないのよ!!」そう大きな声で言い放った。
売り場である事を忘れ
「ひよこクラブと言いました?私はこのチームで協力し合って仕事をしていきましょうと言ってるだけなんです。上司なのにそれも分からないのですか?そもそもひよこクラブってどういう表現ですか?おままごととでも言いたかったんですか?」
そう言うつつも少し怖くて涙が出そうになってた。怖いけど許せないそんな気持ちが心の底から湧き上がる
「………」
「そんなに私が気に入らないならあなたがよく言う私の力でクビにしてやる を実行して下さい」
「良いですとも私が上に掛け合ってあなたをクビにします。貴方のような出来の悪い部下など要りません」そう言った。
「やってみせて下さいね。このクソババア」最後の言葉に悪意を込めて笑顔で見つめると
「その気持ち悪い笑顔やめなさい」と言い放ち真っ赤な顔で売り場を去っていった。
言ってやった
あの上司に言ってやった
そう思った瞬間に体の力が抜けその場で座り込んでしまった
「大丈夫?立てるか?」そう言いながら上司であり兄のように慕ってる浅沼が手を差し伸べてきた。私はその手に甘え起こしてもらった。
手はとても暖かく気持ちが落ちつく
「よく言えた。えらい」
「…すいません売り場でこんな」私の謝罪の言葉を聞いた浅沼は少し苦笑いしつつも
「まぁ場所的にしょうがないけど、言えて少しスッキリしたろ?」
「いや、まぁそうですけども」と言うと後ろから
「ひよこクラブやら私ルール発言凄かったわー」と笑いながら先輩が寄ってきた。
「先輩…」
「頑張ったね神谷」そう言い先輩は私の頭を優しく撫でた。その瞬間涙腺が緩み場も関係なく私は、ポロポロと泣いた。
自分で止められないぐらい沢山……
「そんなに気になるあの人?」そうフレが言う
「そんなことは無いよ。その装備すごいなぁと思ってあれ高難易度コンテンツ装備だよね。初めて見たからつい」
「そっちか!!顔面じゃないのか!!」そう突っ込むフレ
「顔面は、二の次」
「ならば私が話しかけてこようではないか!」と言い走り出す
やば!そう本能で察しダッシュで追いかける
しかし間に合わずナンパしていた
「かっこいいね!今暇?」とありきたりな事を言いながら距離を詰めるフレ。
「まぁ、暇だけども」と答える男性
暇のかい!!
「じゃあ私たちと遊ばない?なんか暇そうにしてたから私は、サラ。あっちの白人狼はモカ。あ、ちなみに私男だからナンパじゃないよ」と笑いながら自己紹介。なんかサラッと暴露してるけども
男性は、戸惑いながらも笑って
「俺は、シロ。よろしく」そう言った。
サラが落ちてからも2人で朝近くなるまで喋っていた。
「え!?あのアニメ好きなんですか!?私も好きで特に黒髪のあの人が好きで。あのシーンなんか鳥肌もんで」そう語ると
彼は楽しそうに笑い
「ほんとに好きなんだね。そのアニメ俺もあのアニメ好きだけど優柔不断だからすぐ違うアニメにハマっちゃう」
「優柔不断でも良いですよそれぐらい色々な物に興味を増やせるのはいい事です」
「そうかなぁ。でもあれだなぁモカと話してるとあっという間に時間が過ぎていく。久しぶりだよこんなに楽しいの」そう言って微笑んだ
いつぶりだろう、誰からそう言って貰えるのは…心の中じわっと暖かくなるのを感じる
「また遊ぼう」そう言う彼に冗談言いたくなって
「じゃあ毎日会いに行こうかなぁw」なんて言うと彼は少し黙ったけども、すぐに微笑み
「毎日遊びに来ていいよw待ってる」そう言い返してきた。その日から私たちは毎日2人で行動するようになった。気づけばあの日決めた事さえ忘れていった。
仕事が終わるのが少しだけど楽しみなっていた
いつものように会いに行って
「ただいまー!遊ぼう」そう言うのが当たり前になって
お互いおかえりと言うようになった
プライベートの話をしたり愚痴を言い合ったり、語ったり
お互い隣に居るのが心地よくなってた
そんなある日
いつもの様に仕事をしていた。いつもと変わらない上司と先輩。3人で…
もうすぐクリスマスと言うビックイベントの為に売り場作りをしていた。周りが思ってる以上に結構大変な作業なのでこういう時は3人でやっている。
各コーナーのマネキンのPV
飾り付け
移動
POPの張り替えなど
ほぼ1日掛かる作業は、さすがに担当の私一人では難しいのでこの2人には、とても助かっているし、この作業は大変だけ結構好きでもある。
そのせいか、少し油断していた…
「神谷さん。ちょっと来なさい」そう威圧的な声が後ろから聞こえた。思わず体がビクっと震えた
恐る恐る振り返ると例の上司がそこに居た。不機嫌そうな顔で私を見ている
「えっと、なんでしょうか?」
「ちょっと話があるからバックに来なさい」と言ってくる。
「…は…」はいと言いかけた時、彼の言葉が脳裏に過ぎった。
『俺なら思ってる事ぶつける』
そう自分の立場で言った彼はかっこよかった
なにより怖いのもあるけど、イラついてる部分も私の中にあった。
「話ならここで聞きます」そう言い返した
「なっ…いいから来なさい」言い返されるとは思ってなかったのか、少し戸惑ってるようにも見える
言ってしまったと一瞬思ったが、ぶつけるタイミングはもう今日しかない。そんな気がした
「ここでは話せないんですか?仕事の事ですよね?」
8月から、8月からこの上司が来てから職場の空気が可笑しくなった。警戒しつつ顔色を疑う人もいれば、上手くいかないからと向こうに着く人やしょうがないと言って諦める人もいた…
他のチームに比べても分かるほどに家族の様なチームだった…
私も最初は、上手くやろうとした。仕事だから だけど弱い私には無理だった
いくら足掻いても
だけど、今日言いたくなった
「それから以前私が係長に相談し係長自らあなたと私の相談を受け持ってもらいましたが、理由としては色々あります。特にこのチームに対して協力ではなく自分のルールで動いてると言う事です。いくら上司でも助け合いが出来ないのはどうかと思います」
そう言うと上司は、は?と一言
「立場を考えなさい!私は自分の仕事をしてるの!!あなた達のようにひよこクラブみたいな事に付き合ってられないのよ!!」そう大きな声で言い放った。
売り場である事を忘れ
「ひよこクラブと言いました?私はこのチームで協力し合って仕事をしていきましょうと言ってるだけなんです。上司なのにそれも分からないのですか?そもそもひよこクラブってどういう表現ですか?おままごととでも言いたかったんですか?」
そう言うつつも少し怖くて涙が出そうになってた。怖いけど許せないそんな気持ちが心の底から湧き上がる
「………」
「そんなに私が気に入らないならあなたがよく言う私の力でクビにしてやる を実行して下さい」
「良いですとも私が上に掛け合ってあなたをクビにします。貴方のような出来の悪い部下など要りません」そう言った。
「やってみせて下さいね。このクソババア」最後の言葉に悪意を込めて笑顔で見つめると
「その気持ち悪い笑顔やめなさい」と言い放ち真っ赤な顔で売り場を去っていった。
言ってやった
あの上司に言ってやった
そう思った瞬間に体の力が抜けその場で座り込んでしまった
「大丈夫?立てるか?」そう言いながら上司であり兄のように慕ってる浅沼が手を差し伸べてきた。私はその手に甘え起こしてもらった。
手はとても暖かく気持ちが落ちつく
「よく言えた。えらい」
「…すいません売り場でこんな」私の謝罪の言葉を聞いた浅沼は少し苦笑いしつつも
「まぁ場所的にしょうがないけど、言えて少しスッキリしたろ?」
「いや、まぁそうですけども」と言うと後ろから
「ひよこクラブやら私ルール発言凄かったわー」と笑いながら先輩が寄ってきた。
「先輩…」
「頑張ったね神谷」そう言い先輩は私の頭を優しく撫でた。その瞬間涙腺が緩み場も関係なく私は、ポロポロと泣いた。
自分で止められないぐらい沢山……