そんなある日

私は、仲のいいフレに誘われゲーム内のゲームセンターに立ち寄った。
イベントも合ってから普段より賑わっている。PCを触ってても分かるサーバーの重さ

「ねぇあの人見てレアな着ぐるみの服着てるw」とクマの格好をした人を指さす

「本当だw可愛い」

明日私はこのゲームも何もかも捨てる。そう決めた事をフレは知る由もないだろう。
私は、最後の楽しい日を楽しむ事に決めた…

生きる意味さえもう私には無い

普通に生きてたつもりだった

ただ役に立ちたかった

したい事もあって頑張った…
でもダメだった

自分が何をしたいのかどうすれば良かったさえも分からない

どうすれば良かったんだろう ふとそう思う止まらない。
そんな事を思ってるなんて露知らずフレは、楽しそうにあっちに行こうこっちへ行こうと引っ張るようにワタワタしてる。

とあるゲームをする事になりどっちが先に着くか競うことになった。
先に着いた方が高価アイテムを買うと言う条件で


どっちが勝ったって?

ギリギリで私が勝った…まだフレは私の目には映らない所に行って必死に向かって来てる。

あー暇だなぁそんな事を思ってると隣で突っ立てる男性がいた。
茶髪の人狼だ。かっこいいなぁ装備。もちろん顔面も良いけど

そう思いながらじぃーと見てると気づいたのが目が合った。
慌てて目を逸らし誤魔化すようにフレを探した