HRが終わり、ラナはさっそくさっきの二人に話しかけようとする。

「蓮くん」
「蓮くーーん!!!」

他の女の子たちに声がかき消される。こんなに人気者なんだ、
ラナは今までの自分の、周りへの関心のなさに驚いた。