私は田村若葉。現在は都内に上京している19歳の現役大学生。現在は親元を離れ、下宿先でなんとかお金などのやりくりをしながら生活している。私の趣味はカフェ巡りで、講義が終わった後はいつもいろんなカフェに行き、開拓をしている。そして実家暮らしの時には許されなかった「髪染め」もできるようになって、前々から憧れだった金髪ヘアーもしてみた。うん、思った以上に自分と言う個性が出ている気がする。あとなによりかっこいい!
基本大学の友達はおらず、私は単独行動。もちろん1人の方が落ち着いて好きというのもあるんだけど、それは建前。1人を好む本当の理由は…うん、今は言いたくない。
そんなわけで今は講義が終わり、今日も近場のオシャレなカフェを探しに行く最中だ。近場にオシャレなカフェがたくさんあるというのは都会の大きな特権と言ってもいいだろう。そして数分歩いた先に良さげなカフェの看板を見つけた。
「…お、ここいいな」
偶然目についたカフェの看板が目に入り、興味本位で私は早速入ろうとする。すると突然視界がぐらついた。
「…あれ?なんか変な気分…!?なんか急に立てなくな…」バタリ
私は突然倒れてしまった。そして目を覚ました時に私がいた場所はさっきまでいた現実の都会ではなく、どう見ても奇妙さを放つような場所であり、あやかしのような場所ともいえるような光景が漂っていた。
「ここ、は…?」
町全体が紫っぽい雰囲気に囲まれていて、和風っぽさも感じられる街だった。異世界…?とにかく進むしかなかった私は、戻る方法を模索しつつもこの異世界を探索することにした。普通の人ならいきなりの展開で怖くてたまらないと思うけど、私はどこかわくわくした気持ちもあった。子供の頃に抱くような冒険心?みたいな…。
「なに、ここ…?まさかあの世とかではないよね…?」
特に死ぬ寸前の心当たりとかないし、そんなわけないと思いながらも、先へ進む。ある程度進んだ先になんと、通行人を妨げると言わんばかりに、大きな岩が道の真ん中に置いてあった。大型トラックと同じくらいの大きさはある。なんだこれ…?このままじゃ通れないと思った私は、2つの考えが頭によぎった。1つは迂回して別の道を探すか、もう1つは…岩を壊して無理やり進むか。
普通の人なら断然迂回して別の道を探すしかないだろうけど、私の唯一の能力…。それはこの見た目に反して生まれつき異常なほどの怪力を持っているということ。生まれつきだとしてもおかしいと思うけど、なぜか私には生まれつきからこのような能力があった。ただこれもいいことばかりではなく、コレが原因で昔からクラスメイトにはのけ者扱いによくされ、「ゴリラ2世」とかいうふざけたあだ名も付けられたものだ。力仕事も男子からも「お前行け」とか言われ、こき使われたものだ。今ではどうでもよく思えても当時はわりと気にしてたな…。
でもそれは、この能力のことを受け入れられたわけじゃない。できることならこんな能力なんか手放したい。手放して周りから一般の女性として扱われたい。それが私の今一番の願い。ちょっと話が逸れたけどただでさえ不気味で怖い世界。何やってもお咎めなしでいいよね?精神で、私は岩を壊すことにした。
「フンッ!!!」
私は拳に力を込めて岩に向かってパンチした。すると岩は見事に砕け、道が開けた。皮肉ながらも自分の能力に感謝しながら先へ進んだ。さて、この先はどうなっているのやら…。
基本大学の友達はおらず、私は単独行動。もちろん1人の方が落ち着いて好きというのもあるんだけど、それは建前。1人を好む本当の理由は…うん、今は言いたくない。
そんなわけで今は講義が終わり、今日も近場のオシャレなカフェを探しに行く最中だ。近場にオシャレなカフェがたくさんあるというのは都会の大きな特権と言ってもいいだろう。そして数分歩いた先に良さげなカフェの看板を見つけた。
「…お、ここいいな」
偶然目についたカフェの看板が目に入り、興味本位で私は早速入ろうとする。すると突然視界がぐらついた。
「…あれ?なんか変な気分…!?なんか急に立てなくな…」バタリ
私は突然倒れてしまった。そして目を覚ました時に私がいた場所はさっきまでいた現実の都会ではなく、どう見ても奇妙さを放つような場所であり、あやかしのような場所ともいえるような光景が漂っていた。
「ここ、は…?」
町全体が紫っぽい雰囲気に囲まれていて、和風っぽさも感じられる街だった。異世界…?とにかく進むしかなかった私は、戻る方法を模索しつつもこの異世界を探索することにした。普通の人ならいきなりの展開で怖くてたまらないと思うけど、私はどこかわくわくした気持ちもあった。子供の頃に抱くような冒険心?みたいな…。
「なに、ここ…?まさかあの世とかではないよね…?」
特に死ぬ寸前の心当たりとかないし、そんなわけないと思いながらも、先へ進む。ある程度進んだ先になんと、通行人を妨げると言わんばかりに、大きな岩が道の真ん中に置いてあった。大型トラックと同じくらいの大きさはある。なんだこれ…?このままじゃ通れないと思った私は、2つの考えが頭によぎった。1つは迂回して別の道を探すか、もう1つは…岩を壊して無理やり進むか。
普通の人なら断然迂回して別の道を探すしかないだろうけど、私の唯一の能力…。それはこの見た目に反して生まれつき異常なほどの怪力を持っているということ。生まれつきだとしてもおかしいと思うけど、なぜか私には生まれつきからこのような能力があった。ただこれもいいことばかりではなく、コレが原因で昔からクラスメイトにはのけ者扱いによくされ、「ゴリラ2世」とかいうふざけたあだ名も付けられたものだ。力仕事も男子からも「お前行け」とか言われ、こき使われたものだ。今ではどうでもよく思えても当時はわりと気にしてたな…。
でもそれは、この能力のことを受け入れられたわけじゃない。できることならこんな能力なんか手放したい。手放して周りから一般の女性として扱われたい。それが私の今一番の願い。ちょっと話が逸れたけどただでさえ不気味で怖い世界。何やってもお咎めなしでいいよね?精神で、私は岩を壊すことにした。
「フンッ!!!」
私は拳に力を込めて岩に向かってパンチした。すると岩は見事に砕け、道が開けた。皮肉ながらも自分の能力に感謝しながら先へ進んだ。さて、この先はどうなっているのやら…。