意味が分かるとエロい話

事故物件
今、新しいアパートを探しているのだが、大抵の大家さんは僕の理想とするアパートを聞く前に、お前みたいなやつに貸せるか!と断られてしまう。

そんななか、やっとアパートを貸してくれる大家さんが見つかった。しかも相場より安い気がする。空き物件が多いのは少し気になるが、貸してくれるだけ感謝だ。

早速、僕は新しいアパートで仕事に取り掛かることにした。仕事を始めてみて数分立つと、ベランダから奇妙な視線を感じ、ベランダをふと見たが誰も居ないようだ。
確かに、誰かいたような。

大家さんに素直に今日起きたことを話してみた。大家さんは隣は空き物件で、鍵も閉まっている。誰かが入れるはずがない とのこと。だが、僕には大家さんが焦っており、なにか後ろめたいことがあるような気がした。

その後も、仕事中にベランダから奇妙な視線を感じることが何度もあった。
これはやはり、大家さんは何か隠しているな。
僕は再度、大家さんにあのベランダで過去に誰がどんなことをしたのか、それが家賃が安い理由ではないかと問いただした。
大家さんはもう隠すことはできないと察したのか素直に、あのベランダで起きたことについて話してくれた。

次の日、相変わらず奇妙な
視線を感じている。
だけど僕はこれを受け入れることにした。なぜなら謎の視線があるお陰でより家賃を安くしてもらえたのだから。