入学式が終わり私のクラスは1年A組だった。
教室に入り椅子に座って待っていると、A組の担任になった【吉岡真帆路】先生がプリントを配り始める。
「プリントを配るぞー。後ろに回せー。」
「来週から本格的な学校生活が始まるが、早速、体育祭がある。この行事はクラスの絆を深めることが出来ると俺は考えている。皆、団結を意識して体育祭に臨むように。まだ少し先だがな。次は親御さんへのプリントだ。その次は教科書配るぞー。」
プリントと教科書を配り終わると支度が出来た人から帰っていいことになった。
でも、クラスの皆は帰らずに立ち話をしている。
中学生時代からの友達。偶然、再開した友達。新しく友達になりたいと積極的に話しかけに行く人。
皆の行動はそれぞれだった。
支度を終えこのまま帰ろうかなと思った時だった、
「あ、あの。えっと、私、玄掟夢と言います。お友達になってくれませんか?」
と、彼女が声をかけてきたのは。
「私は、夢見結って言います。私でよければお友達になりたいです。」
入学初日に友達が出来るなんて思ってもいなかったから私は玄掟さんが声をかけてくれて嬉しかった。
私が返事をすると彼女は嬉しそうに笑った。
教室で話をしているとふと玄掟さんの好きなものが知りたくなった。
「玄掟さんは何か好きなものある?」
「私は、ブルーベリーが好きです。あと、キーウィフルーツのゼリーが好きです!」
「キーウィフルーツのゼリー!?どこかで売ってるの?私のお母さんがキーウィフルーツ好きで。」
「学校から歩いて数分の所にあるスーパーに。スーパー果実山っていうお店で。」
「あ!フルーツいっぱい並んでるお店だよね!?あそこにあるんだ~。でも、知り合いが写真撮ってきたの見ただけだからどこにあるのか分からないんだよね。」
「よければ案内しましょうか?全種類置いているのは金曜日か木曜日しかなくて、12時から店頭に並ぶんですけど30分程度で売り切れちゃうんです。今日なら時間もピッタリですしまだ残ってるかな、と。」
「案内してくれるのめっちゃ助かる!買いに行きたい!」
「じゃあスーパーまで案内しますね。」
私たちは教室を出ると、別のクラスになった優里に先に帰えると伝え玄関まで降りてきた。
上履きから靴に履き替え、正門から外に出る。目の前の道を歩いて行くと商店街があり、商店街をまっすぐ進んでいくと人だかりが出来ているお店があった。
「ここのスーパーです。開店したばかりですね。ゼリーはこっちです。」
建物の中に入ると地図があり
1階の手前にはフルーツなどが奥にはお肉、魚や野菜がおいてあり右奥に行くとお総菜などが売っているらしい。
ゼリーは店頭と地図で見るとちょうどど真ん中にゼリーコーナーがあり売り場には10種類ほどのフルーツゼリーが置いてあった。
「わぁ、すごい。10種類もあるの!?」
目の前にあるゼリーに目を輝かせていると玄掟さんが
「ブルーベリーのゼリー今日はあった~。これいつもないんですよ。ここに、キウイフルーツありました。」
「すごいねこのゼリー果肉たっぷりだ。何個か買っていくか。」
透明の容器にたくさん詰められたキウイフルーツの果肉と薄めの緑色のゼリー。
緑色のふたには【キウイフルーツの果肉をたっぷりと使った当店オリジナルゼリー。ナタデココ入りなので色んな食感が楽しめる!】
と書いてありとってもおいしそうだった。
会計をすまし二人で駅に向かう。
降りる駅が同じだったので一緒に同じ電車に乗る。
「次は~○○~○○~。」
アナウンスが聞こえ駅に着くと改札を通る。
「玄掟さん。連絡先交換しない?あと、できれば敬語外してほしいな。」
「うん。分かった。」
「【メンバーが追加されました。ニックネーム・ユメユメ】おーけー。追加できたよ。夢ちゃんよろしく。」
「はい!こちらこそよろしくです。結ちゃん。」
こうして高校入学初日は幕を閉じた。
教室に入り椅子に座って待っていると、A組の担任になった【吉岡真帆路】先生がプリントを配り始める。
「プリントを配るぞー。後ろに回せー。」
「来週から本格的な学校生活が始まるが、早速、体育祭がある。この行事はクラスの絆を深めることが出来ると俺は考えている。皆、団結を意識して体育祭に臨むように。まだ少し先だがな。次は親御さんへのプリントだ。その次は教科書配るぞー。」
プリントと教科書を配り終わると支度が出来た人から帰っていいことになった。
でも、クラスの皆は帰らずに立ち話をしている。
中学生時代からの友達。偶然、再開した友達。新しく友達になりたいと積極的に話しかけに行く人。
皆の行動はそれぞれだった。
支度を終えこのまま帰ろうかなと思った時だった、
「あ、あの。えっと、私、玄掟夢と言います。お友達になってくれませんか?」
と、彼女が声をかけてきたのは。
「私は、夢見結って言います。私でよければお友達になりたいです。」
入学初日に友達が出来るなんて思ってもいなかったから私は玄掟さんが声をかけてくれて嬉しかった。
私が返事をすると彼女は嬉しそうに笑った。
教室で話をしているとふと玄掟さんの好きなものが知りたくなった。
「玄掟さんは何か好きなものある?」
「私は、ブルーベリーが好きです。あと、キーウィフルーツのゼリーが好きです!」
「キーウィフルーツのゼリー!?どこかで売ってるの?私のお母さんがキーウィフルーツ好きで。」
「学校から歩いて数分の所にあるスーパーに。スーパー果実山っていうお店で。」
「あ!フルーツいっぱい並んでるお店だよね!?あそこにあるんだ~。でも、知り合いが写真撮ってきたの見ただけだからどこにあるのか分からないんだよね。」
「よければ案内しましょうか?全種類置いているのは金曜日か木曜日しかなくて、12時から店頭に並ぶんですけど30分程度で売り切れちゃうんです。今日なら時間もピッタリですしまだ残ってるかな、と。」
「案内してくれるのめっちゃ助かる!買いに行きたい!」
「じゃあスーパーまで案内しますね。」
私たちは教室を出ると、別のクラスになった優里に先に帰えると伝え玄関まで降りてきた。
上履きから靴に履き替え、正門から外に出る。目の前の道を歩いて行くと商店街があり、商店街をまっすぐ進んでいくと人だかりが出来ているお店があった。
「ここのスーパーです。開店したばかりですね。ゼリーはこっちです。」
建物の中に入ると地図があり
1階の手前にはフルーツなどが奥にはお肉、魚や野菜がおいてあり右奥に行くとお総菜などが売っているらしい。
ゼリーは店頭と地図で見るとちょうどど真ん中にゼリーコーナーがあり売り場には10種類ほどのフルーツゼリーが置いてあった。
「わぁ、すごい。10種類もあるの!?」
目の前にあるゼリーに目を輝かせていると玄掟さんが
「ブルーベリーのゼリー今日はあった~。これいつもないんですよ。ここに、キウイフルーツありました。」
「すごいねこのゼリー果肉たっぷりだ。何個か買っていくか。」
透明の容器にたくさん詰められたキウイフルーツの果肉と薄めの緑色のゼリー。
緑色のふたには【キウイフルーツの果肉をたっぷりと使った当店オリジナルゼリー。ナタデココ入りなので色んな食感が楽しめる!】
と書いてありとってもおいしそうだった。
会計をすまし二人で駅に向かう。
降りる駅が同じだったので一緒に同じ電車に乗る。
「次は~○○~○○~。」
アナウンスが聞こえ駅に着くと改札を通る。
「玄掟さん。連絡先交換しない?あと、できれば敬語外してほしいな。」
「うん。分かった。」
「【メンバーが追加されました。ニックネーム・ユメユメ】おーけー。追加できたよ。夢ちゃんよろしく。」
「はい!こちらこそよろしくです。結ちゃん。」
こうして高校入学初日は幕を閉じた。