私は中学1年生の秋に病院で起立性調節障害と診断された。
その引き金となったのは中学校での人間関係だと思う。

私は起立性調節障害と診断されるずっと前から朝起きることは苦手で、小学校時代から寝起きが悪くていつもギリギリで学校に通っていた。

中学1年生の秋、人間関係のいざこざで学校に行きたくなくなっていた。
ほんと些細なことだった。でもいつしかその些細なことは大きな問題へと変わっていった。

昨日まで普通だったクラスメイトからのいじめ

ぶっちゃけ中学生ならよくあることだと思う。
『△組の〇〇が✕✕いじめてるらしいよ』とか『あの学校は不良もいじめも多くて問題児が多いらしいよ』とか
胸糞悪いが同仕様もない現実だった。
いじめアンケートなんてものもあったけどほとんど機能してないようなもので。
周りを気にしていなかったらまずいじめに気が付かないし仲の良さによって弄りといじめの違いがわからなくなっていくから。

そして私はふと気がついたときにはもう、とても眠たくて眠たくて、朝起きることができなくなっていた。

まず起きれなって思ったことは起立性調節障害という病名だった。
私はこの名前に聞き覚えがあった。
なぜなら実の5歳上の兄が高校時代に起きれなくなり起立性調節障害と診断を受け、通っていた定時制高校に通えなくなり、通信高校へと転校を余儀なくされたことがあったからだ。
それからの行動は早く、母親と一緒に起立性調節障害か確かめることの出来る病院へと診断に向かった。
やはりそこには予想通りの言葉が返ってきて正直「やっぱりな」ぐらいしか思いつかなかった。

でも正直言って私はホッとしていたのかもしれない。

「学校に行けなくなったのは私の気持ちのせいじゃない。」
「私は規律調節障害って病気(・・)だから」って。

そして私はだんだんと学校に行かなくなっていた。