小学校2年生頃から始まった私の初恋。ある日突然壁で塞がれた。今どこにいるんだろう。話したいな。

私は8歳という幼い年齢で好きだと思える1人の男の子に出会った。ここでは仮の名前だが、
佐原 星(さはらせい)
という。星は小学校で初めて仲良くなった男子だった。出席番号も前後だ。この歳の小学生で大人びてる子はいないと思うが、星もそうだった。いつもイタズラをしてきたり、しょうもないギャグを仕掛けてきた。
しょうもないのに笑ってた。そんな時間が楽しかった。

毎日毎日一緒に帰って色んな話をした
「今度遊ぼうね!」
「鬼ごっこしよ!」
普通の小学生がするような会話を沢山した。悪い思い出なんて、ひとつも記憶に残ってない。イタズラをされて怒ったことも良い思い出となってる。
2年生の間はずっと星と帰ったり遊んだりしていた。

いつの間にか私は星に恋してた。
自分の気持ちに気づいても特に態度は変えることなくドキドキしながらも、いつも通り過ごしてた。